日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(^_-)-☆
ある記事を読みまして。
ある有名なフィジカルトレーナーさんが本を出版し、その内容についてインタビューを受けている、という記事でした。
運動への誤解、効果的な運動をする価値などについてなど、いろいろ話されている中、ある一文が私には『え!?』と、なりました。
それは、
『フィジカルトレーナーとして言いたいのは、ヨガは運動ではない、というコトです』
『言い過ぎかもしれませんが』とも書いてありましたが。
私にとっては、『確かに言い過ぎじゃないでしょうか~』と思ったのです(笑)
私がヨガを学び始めた頃って。
ヨガと言う世界は、怪しさ満載でした(;^_^A
もう若い世代の方は知らない歴史なのかも知れませんが。日本を震撼させた『オウム真理教』の一大事件があったから。
私が長く通っています東京神田の『ファミリーヨガスタジオ』では、その時、生徒が相当減ったそうで。
そう思うと、近年はものすごくヨガスタジオが増えてますが、オウムの一大騒動を乗り越え、未だ残り続けているヨガスタジオって、スゴイよなあと思うんです。
ファミリーヨガスタジオは、一昨年になるのかな、40周年を迎えました。
◎ファミリーヨガHP→★★★
こんなコトについても、いろいろに言われています。
いろいろな意見があっても良いのだと思うし、ヒトそれぞれの認識があって当然。
それでよいのだとも思う。
世間一般でしたら、『そもそもヨガってよく分からない~』という方がまだまだ多いのだろうし。
がしかし、です。
私は、このフィジカルトレーナーさんの本を何冊か持っています。
自らの運動指導に自信を持っていらっしゃるのだろうし、それに対して、私が何も言うコトもない。
それはそれは素晴らしい知識であり、経験値だと思うし。
なのですが、『ヨガは運動ではない』という一文を読んで、何だかガッカリっしてしまったのです。
それは、私自身がヨガは適度な運動に良いのではないかと思っているから、ですね。
そして。
有名な方のコトバって、やはりチカラがあるってコト。
この記事もきっと、たくさんの方に読まれるのだろうし。
●肥満を改善したい。
●禁煙したい。
●運動不足を解消したい。
そんな想いが湧いたとして、そのひとつの改善策の選択肢として、『ヨガ』の門を叩いてくださっても良いのでは?と、私は思っています。
がしかし、それでもですね。
この先生も言われていた通り、運動には種類がある。
ヨガは、流派にも動き方にもよりますが、『有酸素運動』としての効果を期待するとなると、ヨガはやはり薄いのですよ。。。
だから、『ダイエットしたいです』という希望を持っていらっしゃる方へ、どのようなレクチャーをするのか?効果的なアドバイスは?という部分は、ホントに大事。
何でもそうだけれど、やればいいと言うモノでもない。
そこは、伝えていらっしゃる先生方の経験値や勉強により様々だとは思うけれど、運動強度が低いヨガであればあるほど、トレーニングではなくコンディショニングの要素が強くなるのだろうし。
トレーニングとコンディショニングがイコールではない。それは間違えなく、その通りであり。
がしかし、どっちがよい?でもない訳です。
結局すべては『バランス』なのだから、どちらにしても、『これだけやっておけばいい』なんていうものは、ないんじゃないかと思うんですね。
例えば私は、日本最北端の温泉郷『豊富温泉』にて、ヨガ教室を開催させていただいています。
豊富温泉は、皮膚疾患の療養に有名な温泉地です。
そこで。
全国から湯治療養にいらっしゃる方の『運動習慣作りのきっかけ作りの場』となったらいいなと思って、ヨガを始めとした運動教室を開催しています。
『質の良い呼吸』というのはとても大きなチカラとなる。その価値も知っていただきたいな、と。
『寝れない』と言う方も多いので、自律神経の調整としても、ヨガは有効な手立てだと思うんです。
何しろ、運動が苦手な方に最初の一歩を踏んでいただくのに、『ヨガ』というのは入りやすいのではないか、とも思っていて。
『太極拳』のようにカタがある訳ではないから、イチから覚える必要はない。
有酸素のテッパンである『エアロビクス』のように、ハイペースでもない。皮膚疾患って、意外に辛いんです。日常生活においても、いろいろに不具合が出てくる。
そんな中、『いきなり筋トレを!と言われても~』とは、よく聴くコト。
動くのが好きなヒト、得意なヒトならば、どんどん様々な運動法にチャレンジしてゆけばよいのでしょうけどね。
けれど、例えば、アトピー性皮膚炎を患っていると、皮膚が突っ張り痛い、汗を掻くと痒い。
いろいろに不具合があるんです。
そんな中、『これくらいならどうでしょうか?』というひとつの提案としてのヨガなのです。
がしかし、
先ほども書いたように、豊富温泉で行っているヨガ教室だと、心身調整の効果はあるし、筋強化の必要性をお伝えし、それなりに、まあまあ取り入れてもいる。
けれど、有酸素運動とは、なかなかならない。
グループレッスンである以上、個体差に合わせるにも限界がある。
そんな中、『軽く息が切れる程度のウォーキングなどをぜひ取り入れて、一日10分からでも良いからトライしてみてくださいね』とは、いつもお伝えしているひとつの提案です。
結局思うのは、
面倒がらずに動く意識や、心地よい姿勢を保とうとする意識、ふとした時に自分の呼吸の音に耳を傾ける意識など、そんなコトもひっくるめて、運動の効果なのだと思う。
きっと、ヒトが豊かに生き生きと生きてゆくには、『トータル的なバランス』が必要なんだと思うのです。
心地の良い呼吸、自分に合った食事、適度な運動、発想の転換、そして、自分に合った環境づくり。
それらを私が学ぶ沖ヨガでは、『息・食・動・想・環境』とまとめて、分かりやすくお伝えしています。
『筋トレして毎日何キロか走ればそれで良し』ではなくて、まずは、自分をよく観るコトからでも良いんじゃないか。
肉体的な弱さ、精神的な弱さに気付けば、そこを補ってゆくように意識的に足してゆけばいい。弱みを知ってテコ入れすれば、強みにすらなるんだよってコト。
そうやって、心身のバランスをとろうとするチカラこそが、人間力なんだろう、と。
そういう考え方自体が、
ヨガなんでしょうけどね~(笑)
がしかし、これには良い悪いはないのだし、答えはヒトそれぞれの身の内にある。
自分自身が『しっくりこればそれでよし』と思ってます。
だから、こうしていろいろ書いているのも、この有名なフィジカルトレーナーさんに文句を言いたいのではない。
あるひと言によって違和感を覚え、考えさせられた。
それをこうして、言語化している。
これが私の、イチ運動指導者としても想い、方針だと、再確認している感じ。
こういう私の考えや方法がしっくりくる方には、ぜひクラスに通ってくだされば嬉しいし、そうではないと思われる方がいらっしゃっても、それはそれでいいのだし。
それは当然ですよ~
みんな一緒な訳ないしね。
ただ、重複してしまうけれど、有名なヒトが発するコトバのチカラって、強いんですよね。
私みたいな無名な者なら、たいした影響はないんでしょうけどね(ひがみではありませんよ~笑)。
強い影響力を持つ方のコトバは強いし、広がるチカラを持っているから。
だから、運動しなきゃと思っているヒトがいたとして、仲良しの方に『ヨガ』を勧められた時など、『ヨガは運動じゃないから効かないなあ』とは、思って欲しくないなというのが、私の気持ちです。
あ、ただですね。
私も、小さなチカラではあれど、イチ運動指導者としての責任を持っていたいと思っているし、こうしてブログ記事を書かせていただいたりする中でも、その表現について、あれこれ考えもします。
コトバは結局『断片的な表現』なので、全体像は見えないし。
今の私のように、全体の中のひとつの部分に引っかかったりもするのだし。
出版された本を読めば、きっとまた感じ方も変わるだろうと思うんですよね。
『部分を切り取られやすい情報も難しさ』を、いつも感じている。
テレビなんて、まさにそうでしょうか。
私も取材を受ける機会があったりするけれど、それをまとめていただいたモノを観ると、『こんな感じになったか~f^_^;』と思った経験は、多々あり。
取材してくださった方のフィルターを通しての結果ですから、そりゃあ私と一致するなんて、難しい訳ですね。
何より大事なのは、ヨガが運動か運動じゃないかではなく、一歩踏み出すチカラだと思うから。
イチ運動指導者として私は、まずはその方がトライしてみたいコトを応援したいし、その方の意欲を伸ばしてゆくサポートが、私たちの役割なんだと思っている。
みんながヨガをすればいいなんて、思ってもないですよ。だってそんな状況、怖いでしょ~(笑)
ただ、私にとっては素晴らしい世界なんですよ。だからやっぱり、出会ってみてほしいな♡
そして。
考え方の違いを持って議論するのは素晴らしいけれど、非難したり批判したりしていたら、そもそも。
みんな違ってみんな良いのだし、それぞれの想いを大切にすればいいだけ。
『怒り』と言うコミュニケーションが私はとても苦手だし、そこから何かを見出すって、それは、かなり難しいと思う。
だから、『ん??』と思った今回のようなコトも、匿名で書いたりせず、それをきっかけに、私自身の想いを綴っているのです。
それは、その先生のチカラを知っているから。
私も、そんな指導者を目指してゆきたいとも、思っています。
あ、これもまた。
ヨガだから、かな〜笑笑
そして。運動強度の強いヨガクラスで学びたいのなら、ちゃんと分かっている先生から学んでくださいね!
とは、ぜひお伝えしたいコト。
やっぱり、運動強度の高い場は、ヨガに限らず、危ないんですよ。
だから、ちゃんと分かった先生から学ばないと、怪我のリスクも上がる訳です。
ただ、ですね~
誰だって、一年生な訳です(;^_^A
それは、生徒も先生も同じ。
私だって、インストラクターとして活動を始めた頃は、今思い返すと相当に酷かっなあと思う(・・;)
それでも、精一杯でした、一生懸命でもありました。
沖ヨガの師である石井先生ご夫妻からは、
『分からなければ、素直に分からないと言いなさい。そして学べばいい、調べればいい。そうやって、受講者に育てていただく日々が大事だ』
と、言われ続けてきました。
ホントにその通り!
今も変わらず、そうです。
知らないコトは多々ある。いつまでも、です。
まだまだ勉強、経験だと思っているし。
『これでよし』なんて、いつになってもならないだろうし。
よく聴くのです。
『インストラクターとして自信がないんです』
と。
思わず言います。
『そんな簡単に自信を持たない方がいいと思うよ~』と。
私は、運動インストラクターで言えば『中堅』なんだろうと思う。
前を観れば、師である石井先生ご夫妻を始め、様々な諸先輩方の背中が見えており。
ヨガに限らず、ヒトとして素晴らしいと思う諸先輩方から学びの場を得て、ひとつでも多くを学び取り、日々の活動に生かしてゆきたいと思っています。
そんな中でもちろん、後輩から学ぶコトも多々あるんですよ。
インストラクターを始めたばかりの方の一生懸命さは、すごく励みになったりもするし。
一生懸命さって、やっぱり胸を打つよな~!って。
若いっていいな〜!とかも笑笑
当然ですが、私にはそんな初々しさはないだろうしf^_^;
誰だって、最初は未熟だから。
だから、積み重ねてゆく日々だ大切なんだろう、と。
そんなこんなで、結論です。
運動とは?という議論はひとまず置いておき、
運動不足は、ぜひ解消したほうがいいと思いまーす◎
それに対して、一駅分歩くようにするでもいいし、座る時間が長い方は、1時間に一度は立ち上がってストレッチをするでもいいし。もしそれだけじゃ足りないとなれば、近くのスポーツCLUBでも、ヨガスタジオでも、公民館講座でも。
気軽に目の前に見えたドアを、ノックして開けてみて欲しい!
そうしたら、きっと何かが変化してゆきます。
効果の高い運動をしてと言っても、いくら指導者が素晴らしくても、受ける側の準備も必要だとは、自分自身の体験を通して感じるコト。
運動ですべてが解決する訳じゃないけれど、意外といろいろな変化が起こりやすいし、食事を変えるよりも楽じゃないかな?って思うんです。
スクワットは、確かに『キングオブトレーニング』。
下半身を効率よく使うのには、素晴らしい効果がある。
でも。
わりとそのフォームは難しいですよ。
やり方次第で、簡単に膝が痛くなるし。
だから。
出来るなら、信頼できる指導者を見つけて学んでみていただきたいし、時間と費用と労力と、そのすべてのバランスが整っていないと、結局続かないと思うんですね。
なのだから。
ひとまずドアを叩いてみて、試してみていただけたらと思うのです。
運動強度の高いヨガも、楽しいですよ~
●パワーヨガ
●ビンヤサフロー。
●アシュタンガヨガ。
などなど。
実践していらっしゃる方の心身を観ていたら、素晴らしいカラダをされている!
充分に、適度な筋トレにもなるとも思います(何を目指すかという目的は大事ですよ)。
ただ、『伸ばし過ぎる』という難点もある。
そこまでの柔軟性がいるのか?という疑問もあったりする。
そこは学びどころだし、探ってみてください。自分自身で実践し、確かめていただきたいトコロです。
私がお伝えする『沖ヨガ』も、しっかり動けばまあまあ効きますから(*^^)v
わーお!
あれこれ書いていたらば。
なんて長くなったよ~!!(;^_^A
最後まで読んでくださった方、お付き合いくださり嬉しいです。
ありがとうございます^ ^
ぜひアナタの運動を、アナタのヨガを見つけてくださいね♡
先日いただいた、ハーブ水。これ、美味し過ぎたの~!!!
ありがとうございます。
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