日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)
私の活動拠点は、日本のてっぺん・きた北海道にある『豊富町』という人口4000人弱の町です。
私は、きた北海道にあります豊富町にて、
『保健事業』を始め、『介護予防事業』や生涯学習事業などの現場担当を勤めさせていただいてます。
故郷である愛知県から移住して、今年で6年目。
移住したばかりの頃は、ヨガ教室がひとつもなかった、この町。
今も、たくさんではないですが、少しずつ、少しずつ。
たくさんのご理解をいただき、カタチとなり、
少しずつ健康づくりの場が広がり、定着しつつあります◎
私がやりたいコトは、明確なのだけれど。
それをカタチにしてゆくためには、私のチカラでは出来ないコトばかり。
そのための立場もないし、おまけに私は学歴もないし、経験値が豊富な訳でもないです。
そんな中を、私にお仕事を与えていただき、
現場を任せていただけるコトをとても幸せに思っているし、心底感謝しています。
ありがとうございます!
今年度から新たに始まった取り組み。
保健事業では今までに、
様々な取り組みを企画・提案させていただきましたが、その多くが『大集団向け』でした。
いわゆる、『ポピュレーションアプローチ』というモノ。
認知度は上がりやすく広がりもしやすいけれど、
そこに上手く入れない方には、なかなか馴染まないのが現実。
そして、浅く広く、です。
だから、『ハイリスクアプローチ』という取り組みが必要になってくる。
こちらは、深く狭く。
必要になると言うか、
ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ、
この両方のバランスが上手く取れてゆけば良い、という訳なのです。
例えば『介護予防事業』をとっても、
運動機能や認知機能に問題がある対象者を抽出し、送迎付きで、年間何回という設定を設けて介入する。
これが、いわゆるハイリスクアプローチでよくある手法ですが、
それなりに結果は出たとしても、町全体の取り組みからしたら、それはどうしても小さい。
今現在は問題がなくとも、
今後に向けての啓発も視野に入れ、広く健康づくり教室を開催してゆく。
こんなポピュレーションアプローチに、ハイリスク者が混ざりながら上手く稼働させてゆくコトが出来ないだろうか?
これが近年、この国で求められている介護予防事業の具体策だったりします。
そうは言っても、
世の中には、『こうなった良いな』と思うコトは果てしなくある。
あり過ぎるほどに、ある。
そして、なかなか思うようにいかない、着手すら出来ていないというコトが、多々ある。
そんなモノですよね。
が、しかし。
こうなったら良いなと思うコトを『具現化させてこそ』役に立つのであって、
夢や希望をただ語るだけなら、それは何にもならないとまでは言わないけれど、役に立つとは言えない。
想いが叶わない一番の理由は、『お金』なのでしょう。
そんなコト言ったら身も蓋もないとは思いつつも、結局のところの現実なので。
今の世は、何をするにもお金がかかる!
物々交換で、と言う訳にもいかないのだし。
少しハナシが逸れますが。
『身も蓋もない』の意味を辞書で調べると、、、
『表現が露骨すぎてふくみも情緒もない』とありました笑笑
まさにその通りですね!そして、やはりそうですよね。露骨だし情緒もないけど。
でもその通り〜
ただ。
ただです。
『じゃあ諦めようか』とは、ならんのです。何とか策はないか?と考える。
それが『想い』。
夢や希望を持つコト!
そしてそこに向ける『熱い想い』があると言うコト!!
それが時に、お金というひとつの大きな壁をも突破するチカラになる!!!
近年では、『クラウドファンディング』なんかも、そのひとつのカタチではないかと思います。
夢や希望がある、そこに向ける想いや技術や知恵がある。『だから応援して!』とは、とても分かりやすい。
その時点ではお金がなくても、熱い想いがそれ相応の価値を生む。
ホントに面白い時代ですね。
はい、そしてここからが今日の本題なのですが。
これは私の癖なのか、
ツラツラと文章を書くのに慣れてしまったからなのか、なかなか本題が出てこない(・・;)
なんて長い前置きなんだ!と言われそうですf^_^;
がしかし、前置きが全く関係ないというコトはなく、
ちゃんとつながってくるハズなのです。
ハズ~(笑)
先ほど書いた通り、何をするにもお金がかかる。
例えば『保健事業』ひとつ見ても、『こうしたほうが良い』コトは、売るほどにある!
がしかし、湯水のようにお金があるハズがない。
予算組みの時期は、私は直接そこに関わるコトはないにしても、あれこれと大変そうです。
そしてもうひとつ、ここ日本のてっぺん・きた北海道には、『専門者が少ない』という問題があります。
いわゆる都会ならば。
運動指導ひとつ見ても、溢れるほどに運動インストラクターがいて、
仕事を求めているヒトが山ほどいらっしゃり、むしろ、激戦区過ぎて共倒れしそうな勢い(・・;)
それに比べて、いわゆる田舎となると、そもそも市場が少ないし。
『ここで一旗上げてみよう!』とこの地へやって来る運動インストラクターは、なかなかに居ない。
私は多分、相当に珍しいのだろうと思いますよ。
なぜなら、
この地域に移住して活動しているフリーランス運動インストラクターは、私が知っているのが数名程度です。
その皆さんは、結婚してやってきた奥さまたちだったり、Uターン者だったり。
私のように、縁もゆかりもない中でひとり移住し、
運動インストラクターとして活動したいと言うのは、豊富町では、初だったろうとと思うし。
運動インストラクターだけでなく、『保健師』さんもなかなか来てもえないそうです。
保健師さんは、看護師さんに比べて目指す方がが少ないそうだし、
学校卒業したら、都会で働きたい方の方が多いそうで。
まあ、そりゃそうですね。
だから都会は都会なんだし。ヒトの多さと比例している訳です。
専門性が高いほど、さらに居ない。
一番の課題は、『医療』だろうと思います。全国の過疎地域の課題だろうな、医師不足。
そんな中、例えば大病したら、回復期にリハビリを満足に受けるコトも難しかったりする。
都会のように、民間経営のマッサージやスポーツジムも少ないし、『選ぶ』というコト自体が難しい。
ここしかないから、ここで。と言う感じ。
誤解のないようにと祈りつつ、あえて書きます。
競合他社がないと、伸ばしてゆくのがとても難しい、と思うのです。
伸び合うから、伸びる訳で。
ひとつしかないと『選ばれない』というコトがないから。
さらに良くなってゆこうとか、新たな取り組みをしてみようとか。
そんな、モチベーションを維持するコトが非常に難しいだろうと思うのです。
いや、ひとつしかない施設でも励んでいる方を私は何人も知っているし、
『無理』とは言っていない。
ただ、競合他社という存在は、意欲を生む元にもなる、というコト。
実際に私も今、
この町でヨガインストラクターが他に居ないので、
企画自体を採用していただけないコトは多々あれども、『選ばれない』というコトは、ない。
でも私は、『選ばれない』厳しさをよく知っているので、『選ばれる』コトへの感謝を常に持っています。
そして、そこに向けて必要であると感じる『努力』は、怠らないようにしている。
あ!そんな中。
都会でよく起こる『価格破壊』という『値崩れ』は、さらに不幸の連鎖だと思ってます。
先日も、ヨガインストラクターなりたてだから、レッスンフィーがいくらでも受けますと言い、
『1レッスン2500円』という価格で受けていると聴いて、もうビックリ!
完全歩合の厳しい条件のスタジオもある。
そこは、自分磨きとして受けるのも良いと思うけども、
そんな仕事ばかりだったとしたら、どのように勉強をし続け、自分の暮らしを立ててゆけるのか?と。
私自身、
たまに故郷である愛知県に帰省してイベントクラスなどのお仕事をいただくと、ス
タジオには若い先生が増えたなあと思う。
誰だって一年生だし、
最初から腹決めてどっしりと伝えられる先生など、居ない。
だからこそ、勉強し経験を積んでゆけばいいのだけれど、安売りはしないというのも、ひとつだと思う。
ヨガ業界全体で、その市場を守るためにも。
インストラクターが、疲れ果て、擦り切れてゆかないためにも。
衣食住以外の事柄は、言ってみれば『彩り』だから。
極論、ヨガがなくても生きてゆけるし、
わざわざお金払ってまで学ぶのはもったいないとも言われる。
『無料クラスだから参加している』と言われるコトもある。
(そりゃあ残念ですが、現実です。。。)
それは確かに、私にとっては残念なのですが、で
もそれが現時点での『評価』なのだから、それは致し方ない。
むしろ、
それこそが私の『伸びしろ』であって、
『ますます励もう!』という意欲に変えてゆきたい部分です。
『ヨガがある暮らしっていいな』
たくさんの方々に、そう思っていただけますように!!!
そう願っているし、そのために努力し、ますますと、具体的に動いてゆきたいと思っています。
私は、この地域がダイスキ!
北海道の大自然は素晴らしいし、
毎日観る景色に癒され、体調はとても良い。
気忙しく暮らしているように見えても、
やっぱり、移動ひとつとっても、ここで過ごすじかんはホントに!素晴らしいのです。
そして、私の仕事は運動インストラクターですが、
競合他社とのせめぎ合いなどは、ほぼない。
むしろ、
共に伸び合ってゆける仕組みを仲間と見つけてゆきたいのです。
私ひとりでどれだけ動き回っても、それは到底足りないから。
そして。
足りないというほどに運動の現場を増やしてゆきたいという『明確な想い』が、私にはあるから。
『医療過疎地にこそ予防医学の普及を』
だって、医療過疎地なんですよ、ここは。
にも関わらず、予防医療もなければ一体全体どうなるのか?
聴いてみると、『運動不足では良くないだろう』と思っている方ばかり。
先日も、あるアンケートを見せていただいたんです。
運動したほうが良いと思っているが9割近く。
でも、運動習慣がないと言う方が7割強!
そう。
じゃあ具体的に運動しよう!とは、なかなかにならない、ってコトですよね。
それは何故なのか?
運動インストラクターである私は、そこで何かのお役に立てるコトはないのか?
運動だけが健康づくりではないです。
毎日の食事や睡眠や、メンタルヘルスも含めてなのですが、
運動って、いろんな意味で『手っ取り早い』と思うのです。
たいしてお金もかからないし。
都会と田舎、どっちがよいの?
『道を歩けばヨガインストラクターに当たる』
と言うくらいの地域で活動していた、約10年間。
それは、日本に空前の『ヨガブーム』が来てからのハナシですが。
その10年間の後、
私は、ヨガインストラクターがひとりも居なかった豊富町に移住してきました。
『どっちが楽ですか?』と聴かれたコトがあったけど、
迷わず、『どっちも大変!』と答えた。
ヒトに何かをお伝えしたい。
しかも組織には所属せず、フリーランスとして。
そんなの、都会も田舎も関係なく、大変に決まってますっ!
ただ、私は。これであれば頑張れるのです。
どこまでも突き進んでゆきたいと、意欲が持てるのです。
熱い想いを持ち続けていられるので。
だから、この仕事を選び、それを生き方として実践しています。
ライバルって、ありがたいと思う。
私がヨガを始めた頃って、まわりにヨガの先生がほとんど居なかった。
ヨガの先生と言えば、60歳以上の方しか知らなかった。
20代でヨガを学んでいるヒトに会う機会は、ほとんどなかった。
それが、今では夢のようです。
もう若い方だと、知らない方も増えたのかな。
『オウム真理教』の日本を大きく揺るがす大事件があり、ヨガという業界は、地に堕ちるほどに怪しまれた。
私がヨガを学び始めたのは、その騒動があってすぐだったから、
どれだけ『やめた方がいい』と言われたコトか!(;^_^A
断食合宿にでも行こうモノなら、さらにさらに怪しまれ( ; ; )
それでも私は、辞めなかった。
学べば学ぶほど、ヨガって素晴らしいと思うようになったから。
その気持ちは今でも変わらずにあり、
そして、私とはまるで関係のないトコロで、日本にヨガブームが起きた!
結果、一気に仲間が増えたんです。
あの頃、細々とやっていたヨガサークルにいきなり問い合わせが増えて、ビックリした懐かし記憶笑
あれよあれよと言う間に、愛知県にもヨガスタジオが出来て。
きっと今では、ヨガは『文化』として、しっかりと根付き、息付いている。
今では、
『ヨガインストラクターです』と名乗って、怪しまれるコトはない。
むしろ、『わー、カッコいいですね』なんて言っていただいたり^ ^
これはもう、奇跡のようですよ〜
そしてこれは、数多いるライバルの皆さまのおかげです。
そして、この国の未来永劫に向けて、必要だから与えられた環境なのだと、私は信じてます。
私は、ヨガのチカラを信じている。
最後に。
私は、東京神田にある『ファミリーヨガ』というヨガスタジオにて、
日本で生まれた『沖ヨガ』を学んでいます。
私の体質や体型によく合うし(胴長短足な私です笑)私には、『しっくりくる』から。
師は、石井三郎先生、そして石井久恵先生。
初めてお会いしたのは、20代前半。だからかれこれ、もう20年以上お世話になっています。
それはまあ、いろんなコトがありましたよ〜笑笑
若かったしねf^_^;
一時的に、沖ヨガから離れたコトもあった。カッコイイヨガに惹かれたコトもあった!笑笑
って、今言うと笑い話なのですが、そんな未熟な私を見捨てず、
スタジオに行けば、快く迎えてくださった師に、心底感謝しています。
って、このハナシをすると、書くと、涙が出る。
師とは、ホントにホントに、ありがたい存在です。
前を見れば、師の背中があるって、ホントに幸せ!
おふたり揃って、私の故郷である『愛知県名古屋市』にて、
インストラクター養成講座を開講していただいたりもしました。
ぜひまた、開講していただけますように!!!
そして今は、札幌市でも開催するコトを目指しています!!(私の大きな目標)
現代のヨガシーンでは、
友達みたいな師弟関係が増えてきたんだろうなあと思います。
一番の理由は、師が若いから。
同世代だと、そりゃそんな感じですよね。
それが良い悪いではないけれど、やっぱり。
長く生き長く学んできた方から学ぶ機会は、貴重だと思う。
もう50年以上にわたって沖ヨガを学ばれ、実践されている。
これ、すんごい歴史ですわ。。。
私は、沖ヨガに出会えて、石井先生夫妻に出会えて、心底幸せです!
これからも、私なりの小さな活動ですが、地道に、大切につないでゆきたい。
それが、『師に対する感謝』だと思っています。
ヨガって、そんな簡単ではないと私は思っている。
だから、そんな簡単には分からない、と。
だって、生きるコトそのものなのだから。
だから。
分からないなら分からないなりに、分かりたいから学び深めてゆけば良い、と。
真摯に在れたらと思っています。
ありがとうございます。
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