『遺影』を撮りたい。撮って欲しい。

日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)

 

愛知にて、つかの間のじかんの出来事。

今日は、故郷である愛知県での日々を終え、現在の居住地である北海道に帰る日。その気忙しい朝の、ほんの短い時間での出来事を書こうと思います。

 

毎週火曜日と木曜日は、父がデイケアに出かける日。

朝イチでヘルパーさんが身支度を整えに来てくださり、ベットから車椅子へと移乗してくださる。

『要介護5』の父。

自力で出来るコトは本当に少なく、それでも、ほんの少しのコトでも、自分で出来るコトはやる、という姿勢。

『脊髄損傷』という大きなハンディキャップを背負って、はや5年近くが経つ。

あっという間だったとも思うし、この何気ない日常を取り戻すに、長い年月が必要だったとも思うし。

そんな、なんとも言えない5年間。

 

ハナシを朝のつかの間のじかんに戻して。

ヘルパーさんが身支度を整えてくださり、あとはデイケアのお迎えを待つばかりとなった。

ヘルパーさんがお帰りになって、残ったのは、父、母、そして私。

そんな中、母がいきなり、『お父さんの写真撮っといて、いざという時に良いのがないんだわ』と言う。

それを聴いた私、『何を縁起でもないコトをー!!』とは、ならんのです。

死ぬ。

誰にでも、必ず起こり得るコトだから。

それを改めて思い、考えるきっかけを与えてくれたのは、愛知県瀬戸市を拠点に『終活コンサルタント』として大活躍している、おおたにさえこさん。

◎おおたにさえこさんHP→★★★

彼女が想いを持ち勢力的に活動しているコトに触れ、これはホントに大切なコトだと深く感銘を受けた私。

遥々と、北海道での私の活動拠点『豊富町』に来ていただくコトも叶った。

◎その時の様子★★★

◎こんなコトもありました(面白かったなあ)→★★★

あれこれと楽しい、日本のてっぺん^ ^

その想いは近隣市町村へも広がり、素晴らしい学びの場ともなり。

だからこそ、言っているだけではなく、実践しなくては、と強く思っています。

 

ここで、ハナシが少し遡ります。

いや、少しどころではないかな笑

私が中学生の頃に。

おばあちゃんが亡くなった。父の母。72歳。

私は初めて、ヒトの死に触れた瞬間だった。

冷たいカラダ、ピクリともしない現実。

ヒトは死ぬと充分に知っていたけれど、それを初めて触れるコトで実感したという、貴重な体験。

いつも思っているけれど、いつか私がこの肉体を失った時は、ぜひとも娘に触って欲しいと思う。

ヒトは命を失うと冷たくなり、硬くなり、腐りもする。

そのコトを、知識だけではなく、その場の空気や、触れた感覚で、しっかりと味わって欲しい。腐敗臭でもしていたら、それは相当に辛いけど。でも、それも現実。

生まれたら必ず死ぬと、生きているコト自体が奇跡なんだと、ぜひ、娘に知っていて欲しい。

受け止めるチカラを持って欲しい。

それを一番に伝える術が、『親が死んでいる姿を見る』コトではないか、と。

交通事故などで死体があまりに悲惨だったらどうしよう。とも考えるけれど。それを娘が受け止められずにトラウマにでもなったら困るな、とも思うし。

そこはもう、私はあれこれ言えないのだから、家族に託したいと思う。

 

私が中学生の頃に亡くなった、おばあちゃん。

『危篤』と聴き急いで病院へと向かったけれど、間に合わなかった。

すでに亡くなっていた。

口は半開きとなり、目も開いていて、それがとても怖かったのを覚えている。

その時は、触れて良いのか分からず、ずっとこのままだったら怖くてもう見られないと思った。

でも、家に帰って来たおばあちゃんは、とても穏やかになっていて。

病院というのは、死んだヒトにもこんな風にしてもらえるのか、と思ったのを覚えている。

 

今では『おくりびと』という映画が有名となり、それを知るヒトが増えた。

子どもたちへの知識としても広がったんじゃないかと思う。『知る』とは、とても大切な栄養。知った上でどうするかという選択が初めて生まれるのだから。

がしかし、です。

せっかくおばあちゃんの顔は穏やかになったのに、葬儀の時の遺影が、あまりにもピンボケで、それがとても嫌だった私。

今では『写真』を趣味として楽しんでいるけれど、その頃は、カメラ一台持っていない。スマホで気軽に撮れる時代でもなかったし。

その頃から写真に想いがあったのかもしれないけれど、とにかく、あのぼやんとした写真がとても嫌だったのを覚えている。

 

はい、ふたたびここでハナシが戻りまして。

今日、いきなり母が言った、『父の遺影を撮っといて』というのは、大変素晴らしいコトだと思うのです!

近頃は、『寿影』などと言って、葬儀屋さんのイベントなどで美しく撮影してくれたりもするし、相当メジャーな出来事になってきているんだろうと思う。

もし私の身近な方で、遺影を撮っておきたいのなら、私の趣味の域でよければ喜んでお撮りします。プロにと願うなら、ステキなカメラマンさんをご紹介しますから、ぜひ連絡くださいね。

 

ホントは『父を撮って欲しい』と母は言ったのだけれど、父はもう身支度をして、帽子を深くかぶり、マスクをしていた。

すぐに外せば良いけど、ひとつひとつに時間のかかる父は、それを嫌がった。

それなら。

身支度をする前に撮った私とのツーショットでもいいじゃないよ、との結論。

私が入ってても良いと父が言うなら、喜んで。

縁起でもないなんて、ないと思う。

本人が良いなら、それで良いじゃないのさ、と。

 

私は出来るなら、父よりは長生きさせていただきたい。

大怪我を背負った上に、子どもに先立たれる不幸まで父に背負わせたくはない。

父の葬儀に私が参列出来て、来てくださった皆さまを父と私が見ていても、それはそれで良いんじゃないかと思う。

 

そして。

母も。

その①

その②

その③

背景が白くなくていいよ。これが、いつもの母の日常だから。

母の世界では、家族と畑の野菜たちが9割以上だろうしね^ ^

父と喧嘩しながら暮らした部屋で撮った、何気ない写真。

エプロンがズレてるのも母らしいと思ってあえて直さなかったら、自分で気付いて直したよ!笑

『私が1番早いかも知れないからねー』と、母が言う。

『じゃあそうなる前に、少しでも溜め込んだ荷物を整理してくださいね』と、私がすかさず言う。

母の顔が曇る。

はい!これがいつものパターンであり笑

捨てられない性分の母とは、喧嘩ばかりでして。ホントに困ったコトだわ(;  ;

 

でもこの時は、3人でケラケラ笑った。

そんな、素晴らしいじかんの記録◎

 

あ、私の遺影はですね。

まだ頼んでもないけど、私の写真は売るほどありますから(きっと売り出しても売れませんがね)笑

今暮らしている北海道のシェアハウスのオーナーである堂脇さとみさんと、ダイスキなピアスを作ってくれている森糸裕美ちゃんに託しますので、ぜひふたりで好きなのを選んで欲しいです。

と、まだ直接頼んでもないのに、無茶振り!笑

ここに勝手に書いておく私〜笑

大丈夫。

きっとふたりなら、あーだこうだと言いながらも、『まなみんらしいわ』と言って、良いのを選んでくれるだろう。

私に大きな勇気を与えてくれ、北海道で暮らしてゆくチカラを与えてくれたふたり。

あ、先日娘が撮ってくれた、私の走ってる姿など、どうでしょう?笑笑

組み写真も斬新だわ^ ^

しかしこれ、夢に出そうですか?笑笑

 

こんなコトを書いていたら、

お世話になっている方々に、ひとりずつメッセージを残しておきたくなった。

だ、か、ら!

『エンディングノート』が必要なんですね〜

と、終活コンサルタントのおおたにさえこさんが熱くそう言ってました。

私も、ホントにそう思う。

いざとなったら、もう言えない、もう書けないし。

父のように、頭はしっかりしていて相変わらず気も強いけど、指が使えず書けないのです。そんなコトもあり得るし。

 

生かされている命に感謝を。

ただ今、千歳空港へ向かう飛行機の中。

近頃は、飛行機の中でもWiFiサービスがあり、いつでもどこでも世界と繋がり合える時代。

こんな便利で面白い時代に生かされているコト。

神様、ありがとうございます。

あー、なんて面白い毎日だろうか!

 

旅のお守り。

娘が書いてくれました^ ^

 

 

ありがとうございます。

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