私の母校であり、私の父の母校であり、娘が通う学校である、小学校。

帰省のタイミングがたまたま合って、授業参観、PTA総会、学級懇談会へ参加するコトが出来た。

二宮尊徳像。
今でこそ、その生き方・在り方を学びたいと思うが、小学生の頃には、『何かを背負った古い像』としか思っていなかった(・_・;
小学6年生で初めて行った京都奈良の神社仏閣の風情も分からず、これと言った記憶がないのが正直なトコロf^_^;
今日の娘のクラスの授業は、『道徳』。今は、そんなクラスがあるんやなあ、と。
テーマは、『がんばるためにはどうしたら良いのか?』でした。
班に分かれてディスカッション。
・約束する。
・カンタンなコトからやってみる。
・曜日を決める。
・やると決めたらやる。
・友だちとやる。
・イヤでもやる。
などなど。
大人の私は、いろんな経験をして、要領良くなって、ズル賢くもなり、逃げ道探すのが得意。なんだか、聴いてて耳が痛い感じ(笑)
娘が、ちらちらと私を観てくる。ホントに嬉しそうな顔をして。
親が授業参観に来るとは、こんな幸せなモノやったか。申し訳ないけれど、私にはまったく、嬉しかった記憶がない。。。(笑)
そして、しみじみ思った。日々、どれだけさみしい想いをかけているか、と。
私に嬉しかった記憶がないのは、いつもいつも母が家に居たから、なのかもしれない。当たり前に居たから、ありがたみが分からなかったのかも、と。
子どもたちが歌を歌ったり、大声で返事をするだけで、なんだか泣けてくる私。
なんて涙腺がゆるいんだ(笑)
泣きたい時には泣けばいいのだと、涙を拭きながら、眺めていた。
その後、PTA総会へ。

昨年度までのPTA会長さんが、小学校中学校の同級生やった。まったく変わってなくて、すぐ分かった!
そして、今年度からのPTA会長さんも、同じく同級生やった!
さすが地元〜(笑)
声をかけてみようかと思ったけれど、忙しそうやったからやめた。
他にも、同級生を何人も見かけた。
みんな、ここで育ち、結婚し、親となり、自分の母校に子どもが通っているんやなあ、と。
昨年度までのPTA会長さんからのご挨拶。
『PTAの任期2年間、やってみたらいろいろ楽しかった。これはもっとこうしたほうがいんじゃないか、と言うのがいろいろ言えるのも、とても良かった。このほうが子どもたちは喜ぶんじゃないか?とか、考えられるのはいい。』
と話されていた。
確かに、外野であれこれ言うなら自分でやったほうがいいし、そこにやり甲斐も生まれる。
時に、モメるコトもあるやろけど、それもまた、子どもが真ん中にいるコトで、折り合いをつけるチカラが湧くのやろうし。
私は、ほぼ愛知に居ないので、ほぼ何にも関われない。
ホントにホントに、申し訳ないと思う。
ぜひ地域活動には積極的に関わりたいと思うから、今暮らしている北海道で、させていただけるコトを見つけたいと思う。
『この小学校は、昔からPTA活動が盛んで』というハナシを聴いて、そうやって私自身も子ども時代、地域の大人たちにどれだけ見守られて育ったんやなあ。と、改めて思った。
部活でも地域活動でも、どれだけの大人のサポートがあって成り立っているのか。
それを子ども時代に気付くのは難しいやろうし、そんな必要もないかな、と。
分かる時に分かれば。
私の今みたいに。
やっぱり、もらったモノはお返ししたいと思うモノだ。
私は、娘にどうなって欲しいと望まない。ただ、幸せを祈っている。
有名な大学に入って欲しいとか思わないけれど、本人がそうしたいなら、がんばってみたらいい。ぜひ、健康で幸せでいて欲しい。
娘にとっての幸せがどんななのかは、私には分からない。彼女自身が、自分自身で見つけてゆくコトで。
やりたいようにやってくれたらいいけれど、そもそも『何がやりたい?』が見つかったらいいな、と思う。
それを祈りつつ、助けを求められたら、大きなサポート出来るような存在で居たいと思う。
私の両親は、何をするにも口出しばかり〜
決めつけるばかりで、なかなか尊重してはくれなかった。
それがホントにイヤやった!(笑)
そのおかげさまで、『自分がどうしたいか?』が分からなくなりました。考えたり感じたりする猶予がなかったなあ、と。
未だに、あれはダメこれはダメと、私にも娘にも、毎日のように言っている(笑)
もう今は、それを笑うしかないと思っている、ヒトは変わらないから。
結局、大事に想ってくれているから、もういい。
両親ほど、私を底なしに愛してくれているヒトは居ない。それで充分や〜と思う。
距離が近くなると、イヤな気持ちの方が増えてしまうけれど、今は大丈夫。イヤな時には、『私はイヤなんです』とハッキリ言えるから。
そして、いつも愛を感じている。
他を制するコトは無理、結局疲れるだけ。変われるチカラがあるのは、自分だけだ。
自分が自分の心地よいように居たい。娘にも、両親にも、そうあってほしい。
その中で、どれだけに助けて支えていただいているかと、感謝を忘れずにいたい。
学校からの帰り道。
娘は先に下校したので、ひとりでのんびり。
道端の草花に、ゲンキをもらって。



明るいほうへ。
明るいほうへ。

ありがとうございます。
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