日本のてっぺん・きた北海道を拠点に沖ヨガインストラクターとして活動しているまなみんです(╹◡╹)
今日。
やっとやっと、『人生フルーツ』を観てきました。
あと1週間、日本のてっぺん稚内市の映画館でも期間限定で観られるのです。
なんてありがたいーーー!
この企画を実現してくださったのは、稚内市中央商店街にある、『食品館あいざわ』さん。
アットホームで、とても真面目に商いをされているお店なのです。
◎食品館あいざわさんのFacebookページはこちら→★★★
人生フルーツは、ドキュメンタリー作品。
なんと、私の故郷である『愛知県』の春日井市にて暮らす老夫婦の、ありのまんまの日常の姿です。
ハンカチなしでは観れないから。と、何度も何度も聴いてましたが。
はい、その通りでした。
しかし、ラブストーリーとかじゃない、何が良かったのー、とかでもないんです。
それはもう、『在り方』そのものに、静かな感動がただただ広がり続ける感覚です。
人間らしく生きるとは?
ただただおふたりは、家族を大切に、人間らしく生きるコトを穏やかに実践されている。
何気ない暮らしの中に、たくさんの楽しみを作って、それを共に楽しみ、共に在るじかんを慈しむその姿は、もう、理論理屈ではないです。
この映画を観て、まず何より思ったのは、人間はこんな風に生きたなら、不自然に死ぬコトはないのではないか。というコト。
いただいた寿命を迎えるまで、穏やかに命は命らしい姿をし、カタチあるカラダは、いたって自然に老化をし、さらにさらに、深みが生まれてゆく。
おふたりの内側から溢れるとても穏やかな笑顔は、弾けるようでもない、物悲しいでもない、喜怒哀楽すべてを超越した、それはまさに、ヒトが本来の生き方に従い長く生きるとこうなるよ。という感じで。
この映画はホントに、たくさんの方に観ていただけたらいいな!と、勝手な想いが溢れました。
私、こんな風に生きてゆけたらと、ずっと、ずーーーっと思っていながら、かなりほど遠い暮らしをしています(笑)
あ、笑うとかじゃないか(・_・;
でも、きっと、時期がある。タイミングがある。
41歳の私は、まだまだ打たれてもがいて、修行してゆかねば!!
私にいただけた寿命がどれだけかは分からないけども、忙しさに揉まれ、経験させていただき、様々に学び、いつか、シフトダウンする時がくるやろうと思う。
その時に、私のココロに居るヒトたちの存在こそが、宝なんやろうとも思います。
仕事を通してのつながりは、たっくさんいただいて居るけれど、ヒトとしてつながってゆける出会いをいただけたなら、それは、どれだけに幸せなコトか。
(以下ネタバレ!観る予定で知りたくない方は読まないでください^ ^)
ある日、その日は突然にやってきて、ご主人は息をひきとられます。
そのご主人に、奥さまが言ったコトは、、、
さみしいけどがんばって生きますから。
いつか寿命を迎えて灰になったら、一緒に南太平洋の海に撒いてもらいましょう。
その時を楽しみに、また会えるのを楽しみに、がんばりますから。
一言一句同じではない、私の記憶に残るコトバです。
このコトバを聴いた瞬間、愛するヒトに先立たれるのは身を切られる痛みやけれど、唯一、自分の命をまっとうしてこそ、その痛みを乗り越えられるのだ。とは、明確に思ったコト。
自分だけ余命を残してカラダを脱いだら、愛するヒトにまっすぐ会えない。
いつその時が来るかもしれないと、『今』という共に在れる瞬間瞬間を重ねていたからこその境地やった、とも思います。
お互いを『さん』付けで呼び合い、何気ないコトにも『気遣う』コト。
存在そのものにくつろぎ、深い深い絆で結ばれるというコト。
お嫁に行く時、奥さまが自分の父に言われたコト。
とにかく主人にはきちんとしたモノを着せて、きちんとしたモノを食べさせるように。
主人の良いようにしてもらう。
主人が良くなれば、自分も良くなるんやから。
それを、ただただ実践した長い年月。その集大成である、穏やかな老後。
『家は暮らしの宝石箱でなくてはならない』
亡くなったご主人は、90歳となっても、建築家としてのアイデンティティを強く持ち続けていた。
ふと頼まれた仕事に対して、すぐに取り出せる状態のスケッチブックをサッと取り出し、現役の頃と何も変わらないほどに、手早く仕事を仕上げたと。
これを観て、『認知症』とは何なんだろう?と思ったコト。
私が学ぶ沖ヨガでは、『健康であって当たり前であり病気は不自然な状態だ』と学ぶ。
いや、もう、その通り、です。。。
としか言いようがないと、心底思った。心底分かったような瞬間。
人間らしく生きるコトを探求し、自らの役割を持ち続けてゆく。
ココロ穏やかに暮らし、よく動き、よく食べ、しっかり眠る。
今日が過ぎたこんな夜中なのにまだ起きて、こんな風に書きものをしている私こそが、なんて不自然なわけですが(・_・;
しかし、鳴り止まぬ感動が胸にいつまでも広がるから、やっぱり、記しておきたいな、と思いまして。
樹木希林さんのナレーションも、スゴイ。
この女性は、宇宙レベルでスゴイです。
何なんでしょうか。。。
女優魂なのか、それが役割と向き合ううちに得たモノなのか。
何だかよく分かりません。
本物って、説明出来んのです、きっと。。。
有限であるヒトには無限の可能性があるんだよと、自らのコトバなくして、在り方で教えてくださるようです。
人生フルーツ。
この素晴らしい映画が、たくさんの人々の目に触れ、胸に響き、人間らしく生きようと共に歩む仲間となってゆけたら。
私。
何かを。何か一つから始めよう。
プランターでミニトマトを育てるでもいい。
手仕事をひとつやる。何をと決めて、それを続けてゆこうと思います。
人間は長生きしたほうが幸せになるそうです。
この映画を観て、心底!長生きしたいなと思いました。
ありがとうございます。
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