日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)
先日、facebookにてこんな記事を読みました。
◎こちら→★★★
その通り!と思い、かなり共感をし、『シェア』をさせていただきました。すると、思いのほか共感してくださる方が多く、その中には、ヨガインストラクター仲間も多かった。
シェアの際に私自身が書いた投稿は、下記のとおりです。
《ここから》
『安かったからラッキー』と思うコトは、ほぼないです。
欲しいと思えば、それがセールであろうが定価であろうが買わせていただいて、欲しいと思った気持ちをもって、大切に使わせていただく。
これ、『お金に困ってないから』ではないです。
たくさんの労力の結晶として販売しているそのモノを、なぜ『安く安く』と言えるのか。
『適正価格』がどんどん分からなくなっている時代。
その中で私は、『安い』より『安全』が、そして『安心』が欲しいです。
想いを持ってきちんと『仕事』をしている方々への『感謝』を、『お金』というひとつの資源を活用し、お伝えさせていただいている。
買い物は、『ファン投票』だと思うのです。
志し高く、働く社員を大切にする会社から生まれた技術も含めての商品ならば、ありがたくそれを購入させていただき、その会社のさらなる発展を応援したい。
それが『家業』であれ、『事業』であれ、同じです。
結局は、循環しているのだから。
誰かが苦しんでいる以上、何かのカタチでそれはまた、結局自分に返ってきます。
私は、『ヨガ』というある意味適正価格が分かりにくい技術で対価をいただき、生活しています。
どれだけに学び、励み、それをお伝えしても生活が立ち行かないなら、それは、私の実力が足りないのです。そして、その地域のニーズに応えられていない、と言うコトです。
それをいかに、『必要なコト』として、『有意義な学び』として位置付けていただけるかは、私自身にかかっています。
その私自身をさらに磨いてゆくコトに、私は、ひとつの妥協もしません。
その私に価値を見出してくださる方は、仕事を与えてくださるのだろうし、クラスに参加していただけるのだろうし。
安くするコトは、良いコトではないと思います。
少しでも高く売ろうとするコトでもないです。
自分ばかりが潤う仕組みなど、ない。
適正価格のアンバランスは、結局、先細ってゆくばかりの入口のような気がします。
《ここまで》
私はここ豊富町に来て、驚いたコトのひとつに『無料が多いコト』があります。
これはおそらく豊富町だけではなくて、日本中の田舎町に多いのかもしれません。きちんと調べてはいないけれど、今の私の活動範囲では、どこも何千人規模の小さな町ですが同じような状況のようです。
『タダほど高いモノはない』と言うけれど、まさに、です。
それほど大きな町でもなく、無料の理由は、財政的に潤っているから。でもないような気がします。
では、なぜなのでしょう?
例えば、私が担当させていただいている町主催のヨガ教室もそうで、『参加費無料』です。
例えば、『医療過疎地における予防医学はとても重要だから、ここは健康増進の大切な取り組みとして、町民からの参加費はいただかず、その分参加人数を増やしてゆきたい』というような考えの元なのであれば、それで良いのだと思います。
介護予防事業のように、そもそも参加費をとれないような事業もあります。
くれぐれも、それが『間違っている』とは思っていません。私には『違和感がある』というコトです。
それは、私が都会っ子だからなのかもしれません。
都会は、とにかくお金を使いながら生活するのが常。
ヨガクラスをひとつ受けに行くでも、まずは駐車場が有料であるコトはいくらでもあり、一般的なヨガスタジオであれば、1レッスン3000円程度はかかります。そしてスタジオ会員となればまた、入会料が必要となり。
地域性を踏まえた相場を考えず、都会の方式をそのまま小さな田舎町に持ってくるのはどうかと思います。それは上手くいきません!
ただ何をするにも、ある程度の『受益者負担』があっても不思議はないのではないか、と思うのです。
『無料だから行く』のか、『有料なら行かない』のか。
それは、『健康寿命の延伸』という大きな目的を持ち、毎日の暮らしにある様々な健康づくりの取り組みの中の一つとして位置付ける運動クラスに参加するか否かの、大きな判断材料になっているのか?
それを、ホントに考えた時期もありました。
それは、私自身の収入を増やしたいから、ではないです。
ないです!
それ相応の対価を払い、それに値すると思えるなるべく質の良い技術やモノを手に入れる。それが『買い物』だと思うのですが、健康づくり事業が、そもそもそこに含まれないのはなぜだろう?と。
そして、何度も何度も言われました。
『無料じゃないと誰も来ないと思うよ』、と。
それはきっと、水道の蛇口をひねれば出る『水』が無料と同じ感覚なのかな。と思ったりもします。家庭では水道料金が発生するけれど、公共施設や公園などで、水道料金をお支払いするコトなどはないです。
それと同じ感覚なのかな。
しかしこれも、自治体などが水道料金を支払っている訳で、必ずどこかで誰かが負担している。
それは、大きく見れば結局は自分の負担でもあり、それが未来への借金だったりもするかもしれない。と言うコト。
そもそも、愛知県からこの小さな町へと拠点を移して、『荒稼ぎしよう』などとは、かけらほども思っていません。そんなコトは、無理なハナシです。大きく稼げるような市場はここにはないと思っているし、そもそも私は、それを求めてもいないです。
ただいつも思うのは、減るばかりの町の人口、削減されるばかりの行政予算の中、どうしたら先々へと続く健康づくり事業として『継続可能なモノ』となるのだろうか?というコト。
様々な事業の中でも『健康診断』のように、法律で実施義務が定められたモノは、よっぽどのコトがない限りはなくならないと思います。
がしかし、実施義務のない事業は、予算が厳しくなれば、まず削られる対象になる。それは、致し方のないコト。
『健康づくり=運動クラス』ではそもそもない。運動クラスはひとつのきっかけに過ぎず、健康づくりというのは多種多様なアプローチがあり、ヒトそれぞれの相性もあるのだと思います。
その上で私は、あえて運動クラスを実施していただけたら、と思っている。
それを通して、町民の健康づくり活動のサポートをさせていただきたいのです。そして、地域住民の健康寿命の延伸に少しでも寄与出来たら、と思っています。
長く続けていただけるモノとして考えていただきたい。だからこそ、『適切価格』について考えます。
行政主催のイベントでは、たとえ参加費が有料だったとしても、『500円』などというモノが多い。
そこには様々な労力がかかっていて、昼食代まで込みだったり。それは、とても500円で実施できるイベントとは思えなかったりします(^_^;)
『損して得取れ』と言うけど、果たして狙っているのはそこなのだろうか?と。
行政機関はそもそも、収入を得てゆく営利団体ではないので『儲ける』ようにはならないし、むしろ、お金にはならないけど必要なコトを様々に担っている機関。
だからこそ膨大な予算が必要で、そのおかげをもって、町の安定運営がなされてもいるのだとも思います。
と、ここまであれこれ書いておきながら、私は行政関係の者ではないです。だから、私があれこれ言うコトではないのですが。
ただ、『イチ町民』として思っています。
『いつまでもこの状態が続くのか?』と。
それをとても不安に思うし、『無料ばかりに違和感を感じる』というコトです。
限られた予算を、何に使って何を絞るのか。
これは、考え方としては一般家庭の家計と同じコト。それを考えた上での結果であれば、良いのだと思います。
私のような、目には見えにくい技術をもって運動を専門にお伝えするインストラクターは、その価値が見えにくいのですね。私は国家資格者でもないので、なおのコト。
しかし、運動をマンツーマン指導ではまかないきれなくなるのが目に見えているこれからの超高齢社会の中、私のような『1対100』でも対応できるようなインストラクターがいれば、それは、その町の大きなチカラと成り得るのではないだろうか。
そう思った時、私のような者がこの小さな町で生計を立てて活動してゆけるかどうかは、興味深いコトではないかな、と思うのです。
都会のように、運動インストラクターが溢れている地域とは、ここはあまりにかけ離れている。都会と比べて参考になるコトは、ほぼないのではないか、と。
まずは、0を1にするチカラが必要。
そこからです。
少なくともこの町においては、0が1となった今。
そしてこれから私は、どのような状況となってゆくのでしょうか。。。
安売りもしないし、ただ闇雲に値を上げたりもしないです。実直にさせていただきたい。
信念は変わらない。
それを元に、地道に活動してゆきたいと思っています。
お会い出来た方を、しっかり見せていただきたい。グループレッスンであるが故の限界はあるけれど、何より得てゆけたらと思うのは、『信頼』。これこそ、何にもかけ難いコトです。
ここが、何をするにも肝心な部分。
豊富町の皆さまから、この地域から、信頼を寄せていただけるインストラクターを目指してゆきたい。だから、いろいろ思うコトはあれども、何より日々いただける場に感謝し、より良き場を目指し、精一杯尽くしてゆくのみ。
ホントに肝心なのは、お金では買えない想い。信頼とは、何よりの報酬であり、意欲であり、喜びであり。
立ち枯れてもなお、立派にそびえ立つエゾニュウ。
この地域特有の植物です。

私も、エゾニュウのように力強く在りたいと、ツラツラ考えた後に思うのでした。
とにかく、楽しくやろう〜
あれもこれも、とにかくまずは自分のためです。
ありがとうございます。
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