私の活動拠点である、日本のてっぺん・きた北海道『豊富町』は、人口約4000人強の町です。
全国中のたくさんの小さな自治体が抱える問題と同じく、『高齢者人口が高い』です。
しかし、運動習慣のある高齢者は、そうでない高齢者と比べ、これだけに歩行を始めとした『日常生活動作』が違うモノか!と言うのが、日々の現場を通して、改めて思うコト。
また、月に一度クラスにいらっしゃる方と、週に2度クラスにいらっしゃる方、それぞれの違いもちゃんと、『生活動作』に現れます。
『質より量!』とは言いませんが、やはり老いてゆく速度が早くなっている高齢者は、『頻度を増やす必要がある』と、いつも思います。
だから!
いかに運動習慣を日常に落とし込めるか、が要です。
明るく楽しくゲンキよく!
笑ってごまかして行こう(╹◡╹)
今の日本の豊かさがあるのは、踏ん張り抜いて頑張ってくださった高齢世代の皆さまおかげ。
私は、高齢者を大切にしない自治体に未来はない!と、勝手に思ってます。
いただいたご恩は返したい。ただ、それだけでもあります。
そして、勇気を持ってあえて書いておきますが、高齢者を大切にするというコトは、医療費を無料にしたり、ただただ優遇するコトではありません!!
『生涯自分の足で歩くんだ!』と、気持ちを強く持っていただける、その何かの支えのひとつに、私はなりたい。
それが、私が思う大切にするコトのひとつです。
それは、クラスで提供する運動方法だけでなく、何気ない世間話をするコトもそう。
『ゲンキに生きてくれていてありがとう、ゲンキなお顔を見せてくださって嬉しい。ありがとうございます!』と、お会いするびにお伝えしたい。
私が生まれ育った社会からしたら、有り得ないほどの苦楽を重ねて来られた世代。
北海道はまた、『入植』という私の故郷である愛知とはまた違う歴史のある地です。
子どもの頃の苦しさを、よく話してくださる方がいらっしゃいます。
しかしある時、町の保健師さんに言われました。
『まだ話してくれる方はいいよ。辛さをなかったコトにと、向き合えずに口をつぐむヒトたちも多い。辛過ぎるとヒトは受け止めきれないから』
確かに、その通りです。
生まれてきてよかった!なんてステキな人生やった!
私も同じですが、その時その瞬間にそう思って、いただいた命を全う出来たなら、何より幸せです。
いただいた分を、精一杯に全うしたい。
いつまでなのか、どんな運命なのかは分かんない。考えても、占いをいくら受けても、分かりません!
そして、『今』の在り方次第で未来は如何様にも変化するのではないか、と思うのです。
だから、努力出来る部分は精一杯にしたいです。
豊富町では、『健康増進事業』が意欲的に開催され、広がっています。
北海道中の小さな自治体が、『小さいから無理』と言わず、ぜひ意欲的に取り入れていただけたら、と思うひとつの事例なのではないかと思います。
◎とよとみスポーツCLUB『元気体操スクール』
椅子に座って行う、シニア向けのクラスです。
◎出張コミュニティサロン
月に一度、コミュニティのカフェの中で、30分ほど運動レクを担当しています。
◎地区の健康づくり教室
町の中心部から離れている農村地区へ、保健師さんと共に出向き、保健師さんの講話と共に運動クラスを行なってます。
◎シナプソロジー
シナプソロジーは、脳の活性化トレーニングです。認知症予防に向けて、クラスで取り入れています。
笑顔溢れるより豊かな毎日を目指して。
ありがとうございます。
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