アトピー性皮膚炎ってホントに辛いんです。その④

再来月の6月18日。

日本最北端の温泉郷『豊富温泉』にて、こんなワークショップを開催するコトとなりました。


〜しなやかなココロとカラダのつくり方〜カラダをゆるめるキホンの『キ』

『豊富温泉にあったらいいなをかたちにしよう』をテーマに活動している、豊富温泉もりあげ隊の主催です。

このワークショップ開催、そもそものきっかけはと言うと。。。

稚内市が誇るスーパーインストラクター『もんちゃん』コト門間奈月先生とのご縁で、照喜名弘彦先生が、遥々南の国からここ北海道に、しかも稚内市にやって来る。

滞在中、せっかくやから豊富温泉にも泊まってもらいたい、というハナシ。
 
照喜名先生が、重症アトピーで苦しんだ経験があると言うのは前々から聴いていたので、せっかく皮膚疾患の痛みが分かる先生が豊富温泉に来てくれるなら、ここでもぜひ、ワークショップを開催してもらえたら!と思い、お願いしてみた。

すると、快く引き受けてくださり、しかも、アトピーの方にお伝えする場を持てたら自分も嬉しい。と言ってくださり。

なんてありがたいご縁!と、決まった訳です。。。

今、照喜名先生とあれこれやりとりをさせていただいて、告知開始までたどり着いたのですが、メールからも人柄の良さが伝わってきて、お会い出来るのがさらに楽しみになりました。

いろんな意味で、柔らかい方なのでは、と。
カラダが、ではないです。トータル的に。

その、『トータル的に心身を調える』というのが、疾患の改善にはとても大切なんやと思います。

そして、照喜名先生に、アトピー体験談もいただけますか、とお願いしたトコロ、届いたのがこちらです。↓ 

◆アトピー経験

生後半年くらいからアトピーの症状が出るようになり、ステロイド軟膏での治療を続けていました。

が、一向に治る気配がなく、病院での標準治療に限界を感じた母が自然療法の情報を集めるようになり、まず本格的に取り組んだのが、あるマクロビオティックの先生が提唱する食事法でした。

そしてその先生の指導にステロイドは禁止、学校給食も禁止となり、脱ステロイド&小学校にお弁当を持参する生活が始まりました。

それが小学校3年生の頃。

今思えばその食事法は陰陽のバランスや個人の体質を無視した乱暴な玄米菜食でした。

が、その頃は知識がありませんので、先生の言うことを信じ、実践していました。

脱ステ&偏った食生活のせいで皮膚の症状は悪化し、顔以外は全身包帯を巻いた状態で通学していました。

全身が爛れ、全身から浸出液が出ている状態。

そんな生活を中学3年まで続けましたが、一向に改善の気配はなく、ついに心が折れて、ステロイド使用に戻ることになりました。

自然療法の先生には「ステロイドを使うと早死にする」と脅されましたが、こんなに辛い状態で長生きするくらいなら楽になって早く死んだ方がマシだと言って、母を泣かせたこともあります。

ステロイドを使うと驚くほど症状は落ち着き、快適になりました。

中学3年の途中からステロイドに戻り、高校・大学とステロイドを使い続ける生活。

高校までは良かったんです。

ただ大学で初めて親元を離れ1人暮らしをすることになり、開放感が悪い意味で出てしまい、食生活を始め生活習慣はすぐに乱れていきました。

そのせいでアトピーはみるみる悪化。自業自得ですが。

ステロイドを使っても抑えられないようになり、ついには最強ランクのステロイドを使っても抑えられない、ボロボロの状態になっていきました。

全身真っ赤に腫れあがり傷だらけ浸出液だらけ。

微熱の状態が半年以上続き、精神的にも鬱状態。

重度の自律神経失調状態でした。

大学にも行けなくなり、休学もして様子をみたのですがやはりダメで、中退することになりました。

幸いなことに家族がそんな僕を受け入れてくれて、実家で静養することを認めてくれました。

もしあの時家族から突き放されていたら、生きていけなかったかもしれません。
実家に戻ると、ある方の指導により、分子栄養学を元にした栄養療法をスタートしました。それと共に2度目の脱ステロイドも開始。

そこからの約2年間は人生の中でも最も悲惨な時期で、ほぼ寝たきりの状態でした。

全身の皮膚がなくなったような状態で、常に浸出液が出てきます。

ジクジク・ヒリヒリ。関節も傷と固まった浸出液によって動きません。

一晩で敷布団が底の方までビチョビチョになるくらいの浸出液が出ていました。

痛みが辛すぎて、毎日泣きながら風呂に入っていました。

栄養療法はとにかく必要な栄養素をサプリメントで補うという考え方で、高価なサプリメントを通常の何倍~何十倍と摂るように言われていたので、月のサプリ代だけで10万円を超えるような状態でした。

それでもなかなか良くならない。

そんな生活が2年ほど続き、なんとかやっと外出できるレベルになって。

そこで、整体に出会いました。

ある整体スクールがアルバイトを募集していました。

まだまだアトピー症状はきつい状態でしたが、カラダのことに興味があったので、ダメ元で申し込んでみました。

面接では、それまでの経験を包み隠さず全て話しました。

その面接で、そのスクールの学院長に言われた一言が、僕の人生が変わるきっかけになりました。

「あなたのような経験をしてきた人こそ、この業界には必要なんです。」

この言葉に衝撃を受け、そして涙が出ました。

当時の僕は未来への希望なんかなくて、自分の存在価値は無い、むしろ周りに迷惑をかけてしまっているだけの存在だと思い込んでいました。

そんな状態のときに、「あなたのような人こそ必要なんだ」と言葉をかけていただき、そしてアトピーの症状がきつい僕を、アルバイトとはいえ採用してくれた。

その恩を返そうと、自分なりに必死で働きました。

そして働いている中で整体について学ぶ機会まで与えていただき、カラダの仕組みを詳しく学び実践しているうちに、自然にアトピーは落ち着いていきました。
アトピーを治そうすることを止めたら、アトピーが落ち着いてきたのです。
自己分析だと、理由は2つあります。
1つ目。

カラダのことを学び実践しているうちに、カラダ全身のバランスが調ったより、自然治癒力が高まった。自然治癒力が高まったことにより、結果としてアトピーも落ち着いた。

「アトピーを治すために」ではなく、「カラダ全体が良くなるため」に、いろいろなことを実践したのです。カラダは全て繋がっています。皮膚は皮膚、内臓は内臓、筋肉は筋肉、メンタルはメンタル・・・ではなく、すべてのバランスで成り立っています。

そのことが整体を深く学んでいくにつれ、腑に落ちてきました。
そして、2つ目。

アルバイトとして入ったスクールでしたが、チャンスを与えていただき、そのうちに講師補助、そして講師の仕事もさせてもらえるようになりました。

そして講師として働いていると「どうすればもっとカラダのことをわかりやすく伝えられるだろう」「どうすればもっと学生に興味を持ってもらえるおもしろい授業ができるだろう」

と常に考えるようになりました。

思考が「アトピーを治したい」ではなく、違うところにフォーカスされたのです。

アトピーへの執着が外れてきた。

それも精神的な要因として、大きかったのではないかと思います。
「アトピーを治す」というのは、あくまでも「手段」であって「目的」ではないはずなんです。アトピーを治すことを目的にしてしまうと、アトピーに固執してしまいます。
最近読んだビジネス書に、

「お金を稼ぐことを目的にしてはダメだ。その稼いだお金を使って何をしたいのかを明確にし、それを目的にすることが大事だ」

そんなようなことが書いてありました。

この文章の「お金」を「アトピーを治す」に書き換えても同じだと思ったんです。
アトピーを治すことを目的にするのではなく、アトピーが治ったら何がしたいのか?

そこを具体的に掘り下げ、明確にし、それを目標に、出来ることから行動する。
僕でいうと、「アトピーが治ったら、講師としてバリバリ活動する」という順番ではなく、

「講師としてバリバリ活動するために必要だったからアトピーが落ち着いた」という感じなのです。
もしかしたら、これはキレイごとに感じるかもしれません。

僕が最もアトピー症状が辛い時に同じことを言われても、聞く耳を持てたかどうかわかりません。

僕はたまたま人との縁に恵まれて、運が良かったから、そうなったと思われるかもしれません。

そして実際にそうかもしれません。
ただ、不運を嘆いているだけでは、現実は何も変わらないのです。
まずは、アトピーが治ったら何をしたいのか?

それをゆっくりイメージしてみる。
そのイメージさえ湧かなければ、まずはカラダのこわばりを解放し、心に余裕をつくること。つまりリラックスすることです。

余裕のないところに前向きな発想は入ってきません。
なので、まず大切なのは、リラックス。

言うのは簡単で、でも実際にするのが難しいのが、リラックス。

そのリラックスの方法を、伝えにいきます。
知識を集めるよりも、考えるよりも、まず大事なのは、リラックスです。

以上。

長くてビックリした!!!
 でも、やっぱりそう。こんな苦しみ、カンタンには語りつくせない。。。
私も同じく、アトピーの体験談ください、と言われたら、同じくらい長いのを出すと思います。
アトピー性皮膚炎ってホントに辛いんです。

でも、必ず出口がある!

どこに?は、ヒトそれぞれ、自分で探すしかない。

今回の照喜名先生のワークショップは、その出口を見つけるのに、大きなチカラを貸してもらえるかもしれません。
出口まで歩いていき、重い扉を開くのはアナタ自身ですが、そのアナタの背中を、そっと、時には強く、押してくれるかも。

人生って、タイミングやきっかけがとても大切。

ひとりで歩いてひとりで見つけてひとりで得てきたモノなんて、ひとつもないんじゃないかと思うんです。

いつも、ベストなタイミングで、きっかけを与えてくれるヒトが居て、それが自分の今に大きくつながっていて。

ホーントに、上手く出来とるなあーって。 

私は、豊富温泉ってそんなタイミングやきっかけが溢れる場所やと思ってます。

遥々と日本最北端まで訪れるタイミングがあり、ここでもらうきっかけがあって。

あとはそれをどう受け止めて、どんな風に進んでゆくか。

私みたく、『移住してしまおう!』も、ひとつの答えです。都会で働きながら、バランス取りつつ定期的に湯治療養に来る、とひとつ。

いや、『もっと根本的なコトから見直そう!』と思ったら、それもひとつ。

今回の照喜名先生のワークショップは、この開催に合わせて豊富温泉を訪れる、という選択をする価値のあるモノやと思います。
大きなタイミング、きっかけになるのではないか、と。

ぜひ、必要な方へと情報が届きますように。素晴らしいじかんとなりますよう、精一杯準備させていただきます。

開催場所は、お馴染みの『ニュー温泉閣ホテル』。とてもアットホームなお宿です。

女将さん。そして三代目のじんやさん。いつもホントにありがとです。ぜひぜひ、よろしくお願いします〜

ワークショップ開催の前日夜には、温泉閣ホテルにて、もんちゃん主催の懇親会もある予定。照喜名先生のお話を、あれこれ聴くチャンスです。

皆さまのお越しを楽しみにお待ちしています!もー、今からワクワクするっ!!

ありがとうございます。

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