先日。
天塩町で活動する親子サークル、『たけのこサークル』の皆さんに呼んでいただき、『親子ヨガ』を担当させていただきました。

親子ヨガのモットーはまずこれ、『大人が本気になって子どもと一緒に遊ぶ』です。

そして、大人であるがゆえに、『子どもの発育発達の過程を知識として分かっていてほしい』、というモノ。
私が長年学んでいる沖ヨガでは、この発育発達の要素がとても強く、『動物歩き』などは、古くから沖ヨガを伝える先生たちは、よくよくクラスで取り入れているモノ。
これが発育発達に関係している、というか、ここから生まれたモノなのだと言うのを知ったのは、時がだいぶ経ってからのコトです。
沖ヨガは、武道の要素が強くもあり、日本の文化である、『腹を決める』コトが、とても強く学びの様々に出てきます。

西洋のヨガでいう『チャクラ』や『バンダ』という概念とはまた違う感覚なのかもしれません。
なのかも知れない、というのは、結局観て確かめるコトが困難やし、自分で感じ味わって見定めてゆくモノであり、そこに合ってる間違ってる、良いも悪いもない。
ただ、どちらが分かりやすいか?という相性はあるのかも、と思います。
典型的な日本人体型で手足の短い私には、テクニック的な要素の強いポーズでは、手首を掴むほどに腕を伸ばすにも、正中線を外れないと難しかったりするし、正座して腕を伸ばせば手のひらが床につくほど腕が長いインド人の方と、長座して腕を伸ばしても手のひらがつかない私。同じ動きをしてホントに心地よいのか?と考えると、そうではない部分もあるのかな、と思ったりもします。
が、とにかく何事も実践あるのみ。
信じ込んで鵜呑みにせず、でも疑ってかからず、『確かめるコト』。
信じるな疑うな確かめよ。
です!
子どもって、月齢にもよるけれど、言語コミュニケーションが主ではなくて、カラダを使ってでたくさん表現している。
もちろん、大人もそうあれば良いのやけど、思考があれこれ邪魔をして、なかなかそこが上手く行き辛いトコロ。
今回、このクラスに参加してくれたママから、めちゃめちゃ嬉しいコメントをいただいた。
『クラスの間は、子どもがグズってちっとも動けなかったけど、家に帰ってクラスの写真を観ていたら、それを指差して体操し始めた!先生が言ってたコトはホントだったと分かりました。』
と。
もー、こんな時はめちゃ嬉しい。
子どもって、言われたようにやる大人とは違う。
時に、全然違うじゃん!って大人が思っても、子どもはちゃんとその場を感じていて、子どもの中には、ちゃんと『つながり』がある。
その時は、カラダはあまり動かないかもしれない。でも、ココロがたくさん刺激されて、中身が動いていたりする!
その刺激に、ぜひ寄り添ってみてほしい。
『これだからこれなのよ』って子どもに押し付けないで、子どものワクワクを引き出せるような『内発的な遊び』を、どんどん伸ばしてあげて欲しい。
これは、愛知時代、『おやこ劇場』で鍛えてもらいました。
素晴らしい団体やった!
素晴らしい仲間に恵まれた!
ヨガばかりしていた私にとっては、大きな大きな刺激となり、学びの場となったんです。
◎おやこ劇場って?→★★★
◎私が所属していた尾張旭瀬戸おやこ劇場→★★★
子どもの育つチカラを育てたい。
子どもの内発的な遊びを伸ばしたい。
想像力、創造力、生きる意欲を触発し、自らの存在を全身全霊で表現できる人間として、伸び伸びも育って欲しい。
娘を妊娠中におやこ劇場に入会し、北海道へ行くコトを決めた時まで、熱過ぎるほどのじかんをここで過ごし、何度も何度も泣きました〜
熱苦しいほど、子育てに対する想いが溢れていて、大人が本気で喧嘩したりもしてました。
何度も何度も、イヤになりました。
それが今、子どもと離れて暮らしていても、私の中に強く残っていて、そこで学び得たモノが、私の今を支えてくれてもいるなあと思うんです。
子どもって、言ったようにはやらないコトがほとんどです。
でも、必ず何かにつながっていて、全然関係なくはない。
それに気付けた時の嬉しいコト!!
この子はこんなコトに惹かれるんだー、スゴーイ!って、何度も何度も感動したりして。
『内発的な遊び』って、意欲そのものです。
これやってみたいなあ。この向こう側、辿り着いた先には何があるの?
そんな想いがあるから、乗り越えて行けるチカラって生まれてきます。

大人だって、『この壁超えなさい』と仕事で振られたからやってゆくのやけども、そこに意欲がなければ、結局は行き詰まります。
ココロとの不一致に、苦しむコトにもなる。
やるからには楽しもう!
こんな風に解釈して、またやってみようじゃないか!
気分転換、意識改革って、子ども時代の多種多様な遊びから生まれてくるんやって、明確に思うようになりました。
だから結局、親子ヨガって言うのはママたちが真剣になって子どもと遊び向き合う中で、自分自身の体力向上につなげ、またとない親子のじかんを味わってくださればそれでよし。
と思ってます。
言われたように動く子が良い子ではないっ!!
自分自身の想いを感じて味わって、全身で表現して、体当たりで大人にぶつかってくれたなら、私たち大人は、それを『ドン!』と受け止められるチカラをつけたらいい。
体力はふたつ、ココロとカラダと。
その両方の体力が必要です。
そして、子育てに何より必要なのは、良き理解者と仲間、なのかなあと思います。
たけのこサークルの皆さん、ぜひまた遊びましょう(╹◡╹)
外遊び、たっくさんしてくださいね〜
ありがとうございます。
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