ここ、
北海道へ越してきて1カ月半ほど。
とてもとても田舎で、
コンビニは2件、
それも11時には終わってしまう。
何時間も時間をつぶせる本屋さんや、
休みの日にぷらっと寄るカフェや、
ライブハウス、
お芝居が観れる劇場など、
とにかく、
今まで当たり前にあったものが、
まったくなくなった環境。
でも、
私は田舎が好きなんだと思う。
音楽がダイスキ、
音楽のない生活など考えられない。
ワクワクする舞台やライブは観れないけれど、
やっぱり、
ゆっくり豊かに流れる時間の中、
一見同じように観える景色も、
毎日少しずつ変化をしていて、
それを見つけた瞬間の喜びとか、
やはり、
こんな暮らしがいい。
昨日から、
札幌に来ている。
ここ、
北海道で出会った仕事仲間に誘ってもらい。
先週はヨガの勉強で来たけれど、
今週は、
ダイスキなアーティストのライブを観に行ってきた。
同じ北海道、
同じに雪が降り、真っ白な景色。
と思いきや、
雪も、空気も、全然違う。
豊富はそれほどの交通量がないから、
道端の雪も真っ白でキレイ。
札幌は、
どこにある雪も真っ黒で、
まるで別物のようだ。
背の高い建物がたくさんあって、
ついこの間まで、
こんなようなトコロに住んでいたのに、
すっかり忘れたように、
詰め込まれたような人工物の中で、
疲れてしまった。
でもここには、
多種多様な価値観の中、
いろんな出会い、出来事があるだろう。
そう思うと、
やっぱりワクワクする。
13万人のヒトが住む瀬戸市から、
4000人強の豊富の町に越してみて、
いろんなものがあるという感じはもちろんないし、
いろんな意味で、
町の雰囲気も、
仕組みも、
仕事の仕方も、
いろいろが違う。
やっぱり、
場を変えるコトは新鮮だ。
だんだ馴染んでくると空気のようになり分からなくなるけども、
今はまだ、
新鮮味を味わいながら、
新たな暮らしに馴染もうとしているトコロ。
でも、
どこに居ても一緒だと思うのは、
明るい場所を目指すコト、
心身共に豊かな暮らしをしてゆきたいコト。
生き物は皆、
太陽の方を向いている。
そこからいただく、
かけがえのない栄養素は計り知れない。
私たち人間は、
光合成する訳ではないけども、
朝目が覚めてお日様に出会うたび、
カラダがワクワクし、
今日もがんばろうと思うのだ。
忙しくなり過ぎると、
空を見上げるゆとりがなくなる。
ホッと一息、
ぼーっとしながらお茶を飲む時間がとれなくなる。
でも田舎では、
空を観なくても目線の先にはのどかな景色が広がっていて、
すぐに、
のんびりな気持ちを思い出せる。
どっちが良いでもないのだけれど、
私はきっと、
そんな田舎な暮らしが合うのか、
好きなんだろう。
そしてたまに、
たくさんのモノが、
ヒトが居る都会に来て、
いろんな刺激をもらって楽しみ、
また、
のどかな田舎に帰る。
私の母は、
毎日田畑を耕している。
自然の中での暮らしがすっかり肌につき、
たまにビルに囲まれた都会に行くと、
目がまわり、
気持ち悪くなるそう。
何気ない環境は、
とても大事。
そして、
ものすごい影響力を持っている。
肌に触れる空気が少し違うだけで、
違和感を覚えたり、
緊張して呼吸が浅くなったり。
逆を言えば、
そんな皮膚感覚が欲しいし、
命を敏感に保っていたい。
文明の利器に頼り過ぎ、
場の空気を読むコトや、
天気予報を観ないでまず空を観るコトや、
人々が、
昔々から営んできた自然に寄り添い混ぜてもらうような暮らしを忘れ過ぎると、
原因不明の疾患が増えたりする。
病気を治してくれるのは、
医者でもクスリでもなく、
自分の命、
自然治癒力によるチカラだ。
その自然治癒力の源は、
言うまでもなく、
偉大なる大自然からの恩恵によるもの。
それは、
ふと肌に触れた風が気持ちよいコトや、
ふと見上げた空が広くて美しいコトや、
そんな、
一見何でもないようなもの。
何気なくある日常こそなのだと思う。
とっておきの何かではなく、
何気ない毎日こそが、大切で。
いろんな出来事がある毎日が、
楽しくワクワクして仕方ない。
朝心地よく目覚められるよう、
寝る前にはなるべく筋肉疲労をとって、
じっくり座って呼吸を整えて、
カラダとココロをじっくり調整してから眠る。
ただそれだけの行為ひとつで、
新たに迎える朝は、
素晴らしく美しいと言うコトに気付けるゆとりとなり、
その感動がまた、
私の命を豊かに生かしてくれる。
と言っても、
都会は都会で、スゴイ。
人間とは、
何て魅力的な生き物だろう。
って、
人間以外の生き物である経験がないから、
第三者目線で観るコトは難しいだろうけど、
人間だからこそ与えていただいた思考や感情、そして果てしない想像力。
夢や希望をカタチとしてゆくのも、
ただ命を存続するためだけにではなく、
豊かな交流があり、営みがあるのも、
この、想像力があってこそ。
ないものをあるにしてゆくチカラ。
それにはお金も必要だけれども、
思い描くビジョンをカタチにしてゆく想像力がいる。
ヒトによってはリアルな映像でイメージするだろうし、
それを鮮やかに絵とするコトが出来るヒトも居るし、
文章だったり、
踊りだったり、
様々な表現方法がある。
私は、
コトバが好きだ。
ワクワクがとまらなくなると、
コトバが溢れてくる。
おかげでうるさいとよく言われ、
まわりのヒトには迷惑だろうけれど
私は、こんな人間だ。
調和とバランスは、難しい。
最近もよく、
反省したり後悔したりしている。
でも、だからこそ、
そこから学べ、
その気付きにより、
私はさらに、
進化向上をしてゆける。
ただ何となくではダメだ。
ダメなコトはよっぽどないけれど、
なんとなくでは、
達成感もなければ、
そもそもの目標地点すら見えなかったりする。
ヒトと調和し、
取り巻く環境と調和し、
心身共に豊かな暮らしを目指す。
今いただいた環境に感謝し、
その全てに育てていただきながら、
今日もまた、
楽しくいこう。
与えていただいた全てに感謝を。
良くないと思うコトは、
良かったと言えるコトにしてゆけるよう、
手を変え品を変え、
進んでゆきたい。
ありがとうございます。