毎週木曜日に開催、
豊富町のコミュニティカフェ『おひさまサロン』。
豊富町保健センターが主催している、介護予防事業のひとつです。
プチ元気体操をして、
お茶を飲みながらトランプしたり、
塗り絵したり、
脳トレしたり。
そして最後の時間には、みんなで歌を歌います。
開催場所は、豊富町の中心街にある『定住支援センターふらっと★きた』。
この場所から遠い地区に住んでいる方は、月に一度、送迎がついてます。
この送迎を利用して毎月欠かさず来てくれるおばあちゃん、おふたり。
『わー久しぶり!』と1カ月ぶりの再会を喜び、一緒に塗り絵をするコトに。
この時の何気ない会話の中、
『この日を指折り数えているんやよ。あー先生に会えるって。』
『私、家でもちゃんとやってるんだ、もっとゲンキになりたいから。』
『ホントは、もう一回くらい来たいんだけどね。』
毎月サロンに来るコト、それ自体が日常の励みとなり、楽しみになっているコト。
そんな、いろんな気持ちを聴かせてもらい、嬉しい気持ちと、切ない気持ちと。
町民の皆さんそれぞれ、いろんな想いがあり、いろんな要望がある。
それを全部叶えるコトは出来ないのだけれど、こんな小さな田舎町、車に乗れなくなると一気に活動範囲が狭まり、会いたいヒトにも会えなくなり、たとえ会えたとしても、回数も減り。
私は当たり前のように車に乗って、あっちこっちへと出掛けている。
会いたい時に会いに行けない、さみしくてもひとりでいる。
そんな生活って、どんなやろう。
と、想像して。
うーん。
辛いな、私(;_;)
別れ際はいつも、硬く硬く握手をして、『また来てよ!待っとるから』と言う。
また来月まで、指折り数えてサロンの日を楽しみにしてくれているのかな。
『いつでも待っとるでね、さみしい時や辛い時には、思い切って出かけて来て』と、私はよくクラスの中で言っている。
でも、誰しもが、手軽にあちこち行ける訳ではない。
おひさまサロン。
あたたかいヒカリが射し込むような場所になったらいいなと、名付けられた。
私もいつか、指折り数えて誰かを待つ、出掛けられる日を楽しみにする生活が来るかも。
そんな時に、『ここに行けるのを楽しみにして』という場所があったらいいな。
歳を重ねると言うコトは、『喪失感の連続』やと言う。
出来るコトが出来なくなる。
居てくれたヒトが居なくなる。
そうすると、チャレンジする意欲が減退し、守りに入りやすくなる。
慣れているコトを好み、とにかく無理はしない。
だからこそ、守られるコトがあって、それ自体が悪いコトではない。
ただ、時には『エイっ!』とチャレンジするコトが、命の刺激になるやろし、さらなる意欲へもつながるやろう。
コミュニティカフェ。
こんな小さな田舎町にとっては、大切な場所と成し得るのではないか。
歩いて行ける場所にあったらいいな。
あそこに行けばあのヒトの顔が見える。
そう思って、楽しみに出掛けてゆけたら。
拠点は大切。
そして、その拠点を守っているヒトの存在は、大きい。
この日は、子どもちゃんも来てくれていましたよ^ ^
たつくんー(╹◡╹)
ゲンキいっぱい!
しっかり自分の想いを伝えてくれる男の子。
かわいいのです🎶
また来てね〜!
ありがとうございます。
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