日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)
私の活動拠点は、きた北海道にある『豊富町』。
人口は、4000人弱の小さな町です。
人口は少ないけれど町の面積はまあまあ広く、とくに『酪農家さんが多数暮らしている地域』となると、町の中心部から車で30分以上はゆうに離れており。
車に乗れるならば、それほど苦ではないけれど。
しかし、免許を返上してからとなると、買い物ひとつ行くにも大変で(大変と言うか無理)、町が出しているバスに乗って病院へ行ったりするにしても、バスは月に何度かしかなくて。
公共交通機関は、あるにはありますが、利便性を考えると、ないに等しい、、、
これが、日本中の過疎地の現状なんだと思います。
しかもここは、雪国。
かなり厳しい。。。
そんな中、私のような運動指導者が出来るコトは、まず『足腰を守るコト』であります。
シニア対象クラスでは、とにもかくにも、辛いと言われようが大変だと言われようが、足腰をしっかり動かしていただきます!!
もちろん、無理をするコトはないのですが、その方の日常生活動作を可能な限り守りたい。
私が長年学んでいる沖ヨガでは、これを『愛行』と言います。
会えて手を出さず、しかしすぐ手を出せる位置にて見守るコト。相手の命の働きを尊重し、それを伸ばすコトを一番に考えるコト。
立ち座りが困難になれば、住み慣れた自宅で生活するコトもままならず、この過疎地域に自力で住み続けるコトは、かなり困難を極める。
そんな中、豊富町の中心部から遠い地域では『健康づくり教室』が開催されていて、私は保健師さんに同行し、1時間ほどの運動指導をさせていただいてます。
健康づくり教室では、保健師さんの問診と講話。脳トレ。そして、わたくし担当させていただく運動指導と、2時間半ほどのまあまあ中身の濃い時間。
ある日の健康づくり教室での出来事。
最近なかなかお顔が見れなくて、気になっているおばあちゃんが、久々にご参加してくださいました。
『いろいろ予定が重なり来れなかったさ〜』と。
こうしてまたお会い出来るのも、嬉しいコトです。
このおばあちゃん。
立ち座りの不具合が気になっていて、もし叶うなら個別で見せていただけないかなあと思っていたのです。
そう思いながらもなかなかお会い出来ず、久々にお会いしたらば。
この日は椅子での運動の前に、畳に座って床運動を取り入れるコトにしたのですが、
いつもの通りにこのおばあちゃんをサポートしようとしたら、『この衣装ケースに摑まればひとりで行けるかも〜』と、自ら座ろうとし。
不安な方が自ら動かれるって、スゴイ前進!
不安があればそもそもやりたくないし、転倒が怖いと自ら動かれるコトはほぼない。
それが、その様子もまあまあスムーズであり、『あら、なんだか良い感じですね〜』と思わず声がけすると、『そうでしょ〜』と、笑顔^ ^
♦︎
クラスの最後に、その理由のひとつなのか、嬉しいギフトをいただいたのです。
他のご参加の方がお帰りになってから、こそっとこの包みをくださり、
小声にて、
『台湾行ってきたの、たっくさん歩いてきたんだから〜!大変だったけど楽しかったんだよ』
と。
台湾っ!!それはスゴーい!
ご家族で行かれたのかなあ。とにかく、とても嬉しそうに^ ^
思わず私、
『これからもますます楽しく生きて、あちこち行きたいですね、人生楽しまなきゃ損で〜す』
と。
『そうそう^ ^』
そう言っておばあちゃんは、笑顔でお帰りになりました。
♦︎
『慣れないヒトと慣れない場所で慣れないコトをしよう!』
シニア向けクラスでは、いつもお伝えしているコトです。
この逆が常だと思うので。
慣れたヒトと慣れた場所で慣れたコトばかりをしている。
そうすると、刺激がどんどんと減り、活性化どころか弱化してゆくばかり。。。
刺激って大切!
刺激はある意味『ストレス』でもあるから、環境の変化とか、あまりに大きなストレスとなれば、時に健康を害するコトもあります。
がしかし、毎日の暮らしの中に程々のストレスがあり、それと向き合いながら程々に対応し、それなりに受け流してゆけるコト。
これほどの認知症予防はないのでは!!と思うのです。
だ・か・ら!!
家にばかり居ないで、出かけてきて欲しいのです〜!!
『家』という守られた空間では、心身へのストレスが少な過ぎて、その刺激のなさに慣れてしまう。すると、ますますと出かけた時のストレスが大きくなり、対人関係が困難にもなり。
時には当たって砕けそうにもなり、いろんなコトがあるのが人生なんだろう、と思うのですよ。
『よし、受け止めてやろうじゃないか〜』という、その前向きな気持ちこそが、豊かな未来につながる原動力となるんじゃないか。
私はそう信じているし、私自身もそれを目指し、そして伝え続けてゆきたいと思っています^ ^
つい先日。
時間があると家に遊びに行かせてもらっている、仲良しおばあちゃんの家で食べさせてもらった鍋焼きうどん。
美味しかった〜^ ^
『食べてくれるヒトがいるのは作り甲斐がある』と。
もう〜、これ毎日食べさせてもらいたいくらいですよ笑
ありがとうございます。
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