日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(^^)
先日。
『北海道胆振東部地震』の復興支援に向けてのチャリティヨガクラスを開催させていただきました。
会場としてお借りできたのは、稚内市にある『むとう市民斎場』。
お葬式を行う施設です。
ひと昔前なら、『そんな場所でヨガなんて』と言われたのかもしれませんが、近年は、葬儀を行う施設にて様々なイベントが開催されるようになりました。
愛知県時代にも、同じく葬儀場にて開催されたチャリティイベントに参加させていただいたコトもあります。
とても広いスペースがあり、運動するには申し分ないほどに贅沢なスペース。
そして、命のありがたみを感じるにもまた、適切なスペースではないかと思うのです。
縁起でもないなんて言わないで、『死』と向き合うコトはどんどんしていったら良いと、私自身は思います。
いざその時がきたら、それはもう偉大なるチカラに委ねるしかない訳だし、大切なヒトへの感謝や家の片付けなども、生きているからこそ、動けるからこそ出来るコト。
今回、大きな地震が発生し、尊い人命が41名も失われました。大切なヒトを亡くされたご家族をはじめ恋人、友人の皆さまが、どれだけココロを痛めているか、途方に暮れて涙を流す日々を送っていらっしゃるか。もしかしたら、悲しんでいる間もないほど、日々の暮らしに追われているのかもしれません。。。
そんな、尊い命をじっくり味わい感じるじかんを過ごさせていただけたら。
24名の方がご参加いただきました。
むとうさんの社員さんのご参加も多数。初ヨガの方も数名いらっしゃいました。ご縁に感謝です。
暗い中でのヨガなので、いつもの『ほぐし動作』は手元が見えず、細かな動きが分からないため、呼吸法からはじまり、ダイナミックに動くコトに。
クラスの中でもお話させていただいたのですが、普段、明る過ぎるんでしょうね。
キャンドルのやさしい灯りは、日頃の強い照明よりもよっぽどに、心身を穏やかにゆるめてくれました。
本を読んだりするのでなければ、これだけの灯りがあれば充分で。
汗がじわっと出るほどにじっくり動いた後は、じっくり休むじかんを。
この、最後の静かなじかんのためにすべてはあるようなモノ。
ヨガって、煮物のようです。
出来てすぐは味が馴染んでいないのだけれど、時間をかけてゆくと、芯まで味が染みわたって美味しくなるように、心身の奥の奥まで呼吸が響き、ポーズが馴染んでゆく。
そして最後のこのじかんに、グッと味わいが深まるように、心身にも深く馴染んでゆくのです。
いつもクラスにご参加してくださる皆さまには、いつもお伝えしているのだけれど、日頃でも、30分以上ヨガを練習したなら、少しの時間でよいのでこの『くつろぎのポーズ』にて、その練習を心身に馴染ませていただきたいと思います。
『いくらか休ませる』というのは、とても大切。
パン生地もそう、うどんやそば打ちもそうだけれど、やっぱり、馴染ませるじかんはとても貴重です。それにより、物体として整う。細かい細かいレベルでの調和がはかられているんだろうと思うのです。
最後まで残ってくれていた皆さんと^ ^
素晴らしいじかんを共有出来ましたコトに、ココロからの感謝を。
今回、ホントに素晴らしい空間で、『ぜひまた開催してほしい』という声を多数いただきました。
今回会場をお貸しいただいた武藤はくぜんの武藤さん、ぜひまた開催させてくださいませ。またご相談にお伺いさせていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
そうだ!大切なコトを書き忘れるところでした!!
今回、24名さまからお預かりしたお気持ちは、3万円ちょうどでした。このお金を、稚内市『大林寺』の住職である井上耕心さんにお預けし、むかわ町・安平町に送る寄付金に混ぜていただくコトとしました。
今回限りではなくて、細く長く、この『チャリティクラス』という活動を続けてゆけたらと思っています。
出来るヒトが出来るコトを、出来る分だけ。
奪い合えばいつまで経っても足りない。与え合えば、いくらでも余ってゆく。
笑顔あふれるより豊かな毎日を目指して。
ありがとうございます。
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