日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)
一昨日と昨日と、枝幸町に行ってきました。
豊富町からは車で約2時間近く離れた町、枝幸町。オホーツク海側の町で、カニやらホタテやら鮭やら。海産物が豊富な町です。
枝幸町は、豊富町の約倍の人口で、約8400名ほどだそう。
去年、枝幸小学校と枝幸中学校に呼んでいただきました。その時以来で、久々の枝幸町。
雪がやっとこ、溶けてきたのです〜!
道路の雪ばほぼ溶けていて、道も怖くなかった^ ^
道行く景色、それはれはキレイでしたよ。
冬は、日本海側からオホーツク海側へ行くのが、けっこうな難関なのです。なにせ、電波のない道を約40分ほど通らないと、豊富町からは辿り着けないのであります、、、
山のクネクネ道。もし滑って路肩に落ちても、助けも呼べないという、この過酷さ!
しかーし、そんなきた北海道がダイスキ過ぎるくらいダイスキな私であります^ ^
今回は、枝幸町保健福祉課さんにお声がけいただき、2日間にわたってヨガ教室を5本、担当させていただきました。
クラスの様子は、また改めて書かせていただきますね。
今日は、クラスの合間に連れてっていただいた、『オホーツクミュージアムえさし』のハナシをば。
私、博物館とか美術館とか、ダイスキ。初めて行った市町村でまず行きたいと思う場所です。
その町のコトがよく分かる。
しかし、ここきた北海道の小さな町村では、博物館がない、学芸員さんがいない、という町村がほとんど。北海道では学芸員さんがいる市町村は、3分の1以下だと聴きました。
歴史って、かなり大切だと私は思うんですね。そのためには、専門家という存在がかなり大切であり。
しかしなかなか、それを保存して伝え広げようとはなりにくいみたいです。。。
オホーツクミュージアムえさしには、学芸員さんが常駐していますよ。
学芸員の高畠さん。
閉館の1時間前くらいに行ったのですが、あと30分で会議が始まるけど、それまでで良ければご説明しましょうか。と、出てきてくださいました。
もうね、それはそれは楽しいんですよね。説明があると。 なんとなくぷらっと歩き回るのとは、雲泥の差であります。。。
施設に入ってまず目に入るのは、シャチの骨!
体長は約7メートル!
そんなに大きくなるんですかっ!?と私。
聴けば、海の中で一番強くて、クジラを食べたりもするそうです。サメより強いそうですよ。
へぇ〜知らなかったです。
このシャチ、数年前に宗谷の海岸に上がった死骸から作った展示なのだそうですよ。
ここの説明だけで軽く10分経過!もう、面白くて質問攻めしてしまいました笑
次に、
こちらは、絶滅してしまったそうで、今はいないそうです。名前がなんだったかな、
デスモスチルス!
こちらもまたいろいろ教えてもらって楽しくて、またもや10分近く。
歩いていたのか、海にいるコトが多かったのか。謎だそうですよ。これまた面白い!
脊椎動物だし、やっぱり私は人間の骨格と比べてしまう。『膝蓋骨がこんな向きになって、これっておかしなコトですよね?』なんていうマニアックな質問にも、ちゃんと応えてくださいましたよ。素晴らしい〜
進まなーい!30分しかないのにね(^_^;)
私、博物館や美術館が好きなわりには、知識はまるでない!(偉そうに言うコトでもないのですが^^;)
しかし、観て聴いて感じるのが好きな訳ですが、今回改めて思ったコト。餅は餅屋さんへ!ぜひ説明を聴いて観たいぞ、と。
たった30分で、考古学って楽しいとすら思いました。お墓の歴史を聴いただけで、かなり引き込まれました。
人間が生きるって、ホントに面白いですね。
私も発掘とかしてみたくなった!!笑
ところで、何がきっかけなんですか?
高畠さんの説明をあれこれ聴いているうちに、ぜひともお聴きしたいと思いました。
『なぜ考古学を好きになったんですか?』
『ここで学芸員をするコトになったきっかけは?』
私は、好きのチカラにとても興味があります。自分も、ヒトも。
このヒトの好きの原動力は、どこから来ているんだろうって、めちゃ聴きたいのです。
考古学を好きになったのは小学生の頃。大きなきっかけは、大学時代に利尻島へ発掘調査に行ったコト。1000年とか前に使われていただろうモノを、1000年後に張り出すのって楽しくないですか?って。
確かに。
展示品を作ったり使っていたヒトからしたら、ビックリですよね〜
そうそう。
私を連れてってくれたのは、枝幸町在住の『わっしー』コト鷲見さん。
右の彼女でございます。
彼女も考古学が好きだそうで、いにしえの歴史に想いを馳せると、キュンとするそうですよ。
うん。
新しいモノを生み出すチカラって、過去の積み重ねの結果でもあるから。その両方を大切にできたら良いのだろうけれど、やっぱり、新しいモノに目が行きがちなのかな。
私も、古〜いタンスとか家とかダイスキ。そして、もっともっと昔の歴史って、これまた面白いです。
今の時代、簡素化され過ぎて元々が何だったか分からなくなっていたり、数打ちゃ当たる的に情報が溢れていたりして。
そんな中、絶対に変わらないのが過去で、しかし今にないから、分かり切らないわけです。でもそこにフォーカスして、観たい知りたい聴きたいヒトが居たりする。
もー、ステキですね!これ。
お墓の歴史が面白かった。
これは何でしょう〜
答え、お墓です。
その中身はなんと、こんな風になっていたのだそう。
なぜ顔に壺をかぶせる??
そう、顔に乗っているのは壺で、子ども用から大人用まで、大きさも様々だったそうですよ。土をかけるのが心苦しかったのかな?
お墓があちこちから出てきている時代があったり、いきなりお墓がひとつも出てこなくなった時代があったり、お墓が広域において一箇所に集められていた時代があったり。
なぜだー!?そりゃあ知りたくなりますよね。
そもそもな質問です。
Q.なぜこんなに細かく時代が分かるのですか?
A.土器を見てゆくと、ちゃんと紐付けられるのですよ。
へぇ〜。
きっといつの時代も、ヒトはヒトを愛して生きてきたんだろうと、勝手に思う。だから、いろんな葬り方が生まれて。しかしそれは、簡単に変わるモノではないだろうから、お墓ひとつとっても、実に面白い!
はい、こんなコトをしていたら、30分なんてすぐに終わる訳でして。
今度またゆっくり来まーす!
オマケの時間。
せっかくだから楽しまなきゃー、と。
『ニシンとイチゴ煮』という、ビックリなお料理の前で瞑想。
素晴らしい赤ちゃんの防寒着。鹿の皮やったかな。私も着てみたいくらい〜
お母さんの肩を揉んだり。
寄り添ってみたり。
英雄のポーズ。
しこふみ!
黄昏てもみました〜
二階の展望室からの眺め、キレイ!
ほんの1時間弱くらいだったけど、大満足!
連れてってくれたわっしー、案内してくださった高畠さん、ありがとうございました!
◎オホーツクミュージアムえさしHP→★★★
ありがとうございます。
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