日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)
先日。
かの有名なミュージシャン、坂田明さんのライブが稚内市にある『えびなイベントホール』で開催されました。
当たり前ながら、技術はスゴイ方なんだと思います。
ジャスと言えば、王道のジャスを奏でるのだろうし、ポップスと言えば、そうなのだろうし。
そうじゃないと言えば、それはすでにコトバでくくれない世界観なのだろうし。
カテゴリーってとても分かりやすいけど、どこにも属さない、属しようがないコトってやっぱりあります。
確信をついていると、そんなコトになるのではないか、と。
その中で、『アレンジするチカラ』は、基本があってこそなのだろうと思います。
たとえそれが、完全独学だとしても、そのヒトなりの型はあるのだろうし。
キレイな声であっても、とても上手な演奏だったとしても、それがヒトのココロに響くかは、また別のハナシ。
お上手。
間違えなく上手いけれど、ココロにまでは響いてこないのね、というコトはよくよくあるコト。
それは、奏でるほうが悪い訳でも、受け取り方が悪い訳でもなくて、『そんなモノ』なんだと思います。
坂田さんが、ライブの中で言われてました。
音楽は、考えても分かんない。
やってる僕らも分かんないんだから。
今日もこの3人がただ好き勝手にやってるだけ。
だから、皆さんが分かるわけないじゃないの。
ただ、ぼんやーり聴いてくれたらいいの。
そしたら、何かが『ん??』って引っかかるかもしれない。
そんなモノ。
うーん確かに。ホントにそうです。
坂田さんの演奏を何年か振りに聴かせていただいたけれど、今回もやはり、奥の方をえぐらるような感覚でした。
途中で、『やめて〜』って言いたくなるような感じ(笑)
それを『なんでやめてなの?』と聴かれても、こうだからと説明が出来ないのです。
奥の方過ぎて。
コトバで伝えられない部分だから。
それを『魂』と言うならそうだし、『命』と言うならそうです。
『感じるコト』
良い悪いじゃなくて、感じ味わうコト。
それが大事。
ココロの奥の方を突かれて、その余韻がまだ今も残ってます。
そんな時に、いつも思うのです。
これが『ホンモノ』なのかな、と。
文化芸術の素晴らしさはそこにある。
分け隔てなく、観たヒト聴いたヒトが自由に感じたらいい。そこに答えはないし、理論理屈もない。
音楽って素晴らしいです。
誰も区別しない。
そこに居るみんなに響いてくれる。
どう響くかは、ヒトそれぞれでしかない。それがそのヒトの響き、個性なんやと思います。
譜面は読めなくても、聴こえる。
演者を観ていると、その手先から、表情から、湧き上がってくるコトがあって。
音楽は人生になくてはならないモノである!!というコトは、よくよく分かった夜です。
なんと、ライブの後に懇親会にも声をかけていただきました。
人生って面白いですね。
愛知県で生まれ育った私。それがなぜか、日本のてっぺんにて暮らすコトとなり、これまたなぜか、坂田さんとご一緒にお酒を飲むなんて。
結局思うのは、それは必然だから。なのですが(笑)
一緒に写っている、一番右の福間敏彦さんと一番左の加奈ちゃん。出会えたコトに、とても感謝しています。
私はここ日本のてっぺんに来て、どれだけの素晴らしいご縁に恵まれているか。
地域の食の安全を作りたいと、信念の元に商いをするおふたり。
稚内市中央商店街にある『食品館あいざわ』さんが、ふたりの拠点です。
そんなふたりが、なぜジャスライブを企画したのか?それはきっと、『食べるコトも音楽もホンモノに触れるコトには変わりないから』です。
いろんな道のプロフェッショナルがいます。
流派が違えば、通り方がまったく違ったりもして。しかし全部、根っこではつながっている。
山をどこから登るかはそれぞれやけど、登ってみたら、ホンモノはみんなそこにいるんです。
私もますます励みたい!と、強く思った夜でした。
私は健康づくり、ヨガのプロフェッショナルで在りたい。そのためには、まだまだ得たいコト、必要なコトがたくさんにある。
しかし、技術を学ぶだけではないんです。
上手にやりたい訳ではない。
ますます肉体の柔軟性をつけ、アクロバティックなポーズをとるコトではない。(それも大切だけれど)
ヒトの魂に触れるモノ、唯一無二であるコト。
それは、私の命が成せる技です。
私は私のホンモノに触れていたい。
坂田さんが、懇親会の時に話してくださいました。
自分の演奏に感動して、泣きそうになる。でもライブ中はこらえる。絶対泣かない。たまに、泣いてしまうコトもあるけどね。
魂が震えるのは当然。魂が震えるようにしているのだから。
これ、ホントによくよく分かります。
私もそうだから。
私から生まれてきたコトに感動するって、ヒトに話すと『え?』と言われるかもしれないけど、けっこうあります。
そのたびに感動する、命ってスゴイな〜って。
坂田さんはそれを、『音の中にすっぽり入る感覚だ』と表現されてました。
うん、きっとそうなんだろうなあ。
私は、どんな感じだろうか。やっぱり、『一体感』かな。それはそう、よく分かる。けど、やっぱり、表現は難しいです。
人間だけじゃなく、その場に在る全ての存在がひとつになる瞬間、それには、底知れぬ感動があります。
しかし、それはとても穏やかで何の摩擦もなく馴染みまくっているから、、一見気付かないくらい。
それを後から思い出し、感動がこみ上げたりします。
坂田さんと共にいらっしゃった、ベースもピアノも素晴らしかった!
音であれこれハナシをしている感じ。時に荒っぽく、時にやさしく、語りかけたりして。
なんとも素晴らしいトリオ!でした。
そんな、ステキなステキな夜に感謝します。
ありがとうございます。
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