日本のてっぺん・きた北海道を拠点に『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(╹◡╹)
先日、ある入浴施設での出来事です。
私はお風呂を出て、服を着て、髪の毛を乾かしていました。
すると、脱衣場のカゴ置き場を見て、裸のままでウロウロするおばあちゃん。
おばあちゃんと言っても、私からは70代になるかならないか、そのくらいに見えました。
私は何だか気になり、その様子を何気なく眺めてながいたら、そのうち、ひとつのカゴをとって服を着始めました。
それだけのコト、と終わると思ったらば。
少しすると、お風呂から上がってきたまた別の女性。50代くらいでしょうか。
出ていらっしゃるなり、『私のカゴがない!』と。
その声が聴こえて、まさか盗難?と思っていると、先ほどのおばあちゃんを見て、『あ!それ私のですよ』と。
そう、おばあちゃん。きっと、自分の持ち物や脱いだ服が入ったカゴの場所が分からず、分からないどころか、何を着てお風呂に来たのかも、分からなくなっていたのだと予想します。
50代の女性は、やさしい方でした。
『とても急いでいたの、ごめんなさい』と、必死に謝るおばあちゃんに、『大丈夫ですよ、あればそれで良いんです』と。
これで一件落着したかと思いきや、おばあちゃんは、しかし何枚も着込んでいた。お風呂上がりにそんなに沢山の服を着て、その上に宿の浴衣を着る?と言うほど。
カゴが見つかってお返ししたのだけれど、しばらくすると、50代女性のアンダーウェアーとハイネックシャツがない、となり。
やはり。
おばあちゃんがそれを全部着込んでいらっしゃいました。
またもやおばあちゃん、『急いでいたの、ごめんなさいね』と。
それに対しても、50代(私からはそう見える)女性は、『大丈夫ですよ』と。
怒られても仕方ない状況じゃなかったかな、と思ったんです。
お風呂上がりに、見知らぬ方が自分の服を着ていた。それを脱いでもらって、すぐに自分が着る。
正直、気持ちよくはないと思う。
でもこの時は、それで無事に済みました。
私は自分の荷物を片付けて、浴場から出ると、そこにおじいちゃんがおひとり立っていらっしゃり。
『あのーすみません。◯◯◯◯が中にいないかを知りたいんです。』
と。
はい。もう想像はつきましたが、決めつけず、大きな声で『〇〇さんいらっしゃいますか?』とお聴きすると。
名前は大丈夫。分かっていらっしゃいました。
私はドクターではないし、そのおばあちゃんをどうこう診断するコトは出来ない。
今となっては、あったコトの事実以上のコトは分かりません。
ただ、しかし、そのおばあちゃんの必死に何か隠したいような様子、『とにかく私は急いでいたの、ごめんなさい』というコトバが、何だかとてもココロに残り。
病院へは行ってらっしゃるのか。
待っていらっしゃった男性は、状況を分かった上で心配されていたのか。。。
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認知症の一番の発症原因は、『加齢』だそうです。
つまり、世界一の長寿国であるこの国では、避けられない大問題である、というコト。
私は、たまたま初めてこんな現場に遭遇したのだけれど、きっと今もこんなコトが、この国の各地で起こっている。
どんな疾患もそうだけれど、これをすれば治るもないし、これをすれば罹患しない、もない。
ただ、なるべくなら予防したいし、なるべくなら早期発見出来たらよいし。
そんな中で、私のような運動指導者は、地域の中で大きな役割のひとつを担っていると思うのです。
そんな自分の役割の中で、私は、『シナプソロジー』という脳活性プログラムのインストラクターを取得して、運動指導と合わせてお伝えさせていただいています。
◎シナプソロジー普及会HP→★
だからと言って、そんな私も認知症にならない保証などある訳がなく。
そう、そんなモノはどこにもないんです。
結局、可能な限りに出来るコトをしてゆくしかないんですよね。
そんな中で、きっと、『外へ出かける』『ヒトとハナシをする』というのは大切な刺激なのだろうと思う。
そして、何でもいい。自分の役割を見つけて生き甲斐を見出してゆけたら。
そして結局、ここに辿り着くのです。
生きるコトを生かし、生き生きと生きる。
何年生きたのかではなく、どんな自分を生きたのか?だと。
そうそう。
シナプソロジーフェスタin札幌。もうすぐです!
ぜひぜひ、ご一緒しませんか?
ありがとうございます。
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