日本のてっぺん・きた北海道にて『沖ヨガインストラクター』として活動しているまなみんです(^^)
今日は、北海道の東『美幌町』にて開催されました『YOGACAMP2018』の報告、最終です。
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2日間、美幌町の各地に広がったヨガスペース。
私は5年前にきた北海道にある『豊富町』へ移住しました。その時、町でヨガを学ぶ方はおそらく、ゼロだったのではないかと思うんです。
いや、もしかしてDVDや本を観て自己流で勉強していらっしゃった方はいらっしゃるのかもしれないけれど、ヨガの常設クラスはありませんでした。それがきっと、北海道に数多ある小さな町村の現実なんだろうな、と。
日本中でヨガが大ブームになり、それが文化として根付きつつある今、北海道へ移住するまで本気で気付かなかったんです。ヨガインストラクターがゼロの地域があるなんて。
美幌町は、人口が2万人弱。私が暮らす豊富町からしたら、約5倍のヒトが暮らしている訳です。そう思えば、常設のヨガスタジオがあっても不思議ではないかなとは思うけれど、今回は、美幌町のまちづくり協議会が主体となり、見渡せないほどにたくさんのボランティアスタッフを動員して、これだけ盛大なヨガイベントが開催されるなんて。
聴けば、『ヨガでマチづくりをしてゆきたい』なんていうコトバも!
今回のYOGACAMP2018のサイトのタイトルが、『RE BORN TRIP PROJECT BIHORO』。
本州では考えつかないほどに、広大な土地が広がる北海道。
その北海道への旅にて、生まれ変わる、再生する、復活する。
確かに、北海道ってそんな魅力があるし、疲れた時にはひとまず、偉大なる大自然に寄り添うといい。
ヨガのリトリート(合宿)もどんどん開催されたらいいし、ツアーを組んで、本州からのご参加を募っても良いし。美幌町は、それを町あげて取り組もうとしていらっしゃる。なんて素晴らしいんだろう、と。そして同時に、よくそんなコトが出来たなあって。
もう、それはビックリだったのです。
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この国のヨガ人口は、まだまだ増加傾向にあるそうです。
第三次ヨガブームが日本に訪れてから、もう10年は優に過ぎています。しかしその波は絶えるコトなく、むしろどんどん根付いて行き、さらに新たにヨガを学びたいと言う方が増えている、という現状。
今回、『それはなぜだと思いますか?』という質問を受けました。
私なりの答えは、
溢れる情報の波に呑まれ、常に迷いが尽きない。不安になればまたネットサーフィンをして、さらに溢れる情報の中で溺れてゆく。そんな中、『自分自身の答えに出会いたいという本能』が、やっと、自分の内側にある答えを探そうとしている。そのひとつのきっかけとして、ヨガが選ばれているのではないか、と。答えは外側にはないんだって思い始めたヒトたちが、ヨガの扉を開いていらっしゃるのではないか、と。
ヨガは、エクササイズではないです。
精神性の高い学びであるがゆえに奥深く、多分、簡単ではないようにも思います。でも、まずははじめの一歩を踏み出すのには、とても適している。
難しいのに初心者に向いているというのは何だか矛盾しますが、太極拳のように型がある訳ではなく、初心者向けのヨガクラスが日本中にあり、適度な運動として始めてみるにももってこいです。
もちろん、太極拳でも気功でも良いのですが、まずはカラダを動かしてみようと気軽に始めてみると、精神的にも安定感が見えてくる。そこで初めて、ヨガの価値に触れるのではないか。それで良いと思うのです。
ダイエットでもオシャレ感でも、始めるきっかけは何でもいい。
今回のYOGACAMPラストクラスは、まさにそんな場でした。
ラストクラスの担当は、MIKU先生。札幌を拠点に活動されている先生です。とっても女子力高め!同性としても憧れる雰囲気の先生^^
そのMIKU先生のラストクラスには、2日間ガッツリクラスを受けてすでに筋肉痛の方。本日3本目でヘロヘロの方。そしてYOGACAMPのスタッフさんなどがたくさん集まっており。
みんなそれぞれ、疲労感は溜まっていただろうけれど、やっぱりヨガを楽しみたいとの想いだったのではないかと思います。
MIKU先生のクラス、どんな空間が広がるんだろう。
私はこの日に約6時間かけて約320キロ離れた豊富町まで帰らねばならず、ホントなら、早めに帰路につきたかったトコロ。でもどうしても、MIKU先生のクラスの雰囲気に触れてみたいと、『30分だけ受けさせてください!』とお願いして入れていただくコトに。
そんな無理なお願いにも関わらず、YOGACAMPのスタッフさん、『ぜひぜひ、どうぞ~』と快く受けていただけました。
今回、ホントにスタッフの皆さまには充分過ぎるほどのサポートをいただいたのです。感謝感謝でありました。
まずはじっくり座る。瞑想からはじまります。
片鼻呼吸法。
気持ちよく軽やかに動きながら、呼吸筋群を活性化してゆく。
人数が多いクラスでしたが、こまめに会場内をまわるMIKU先生。笑顔に癒されます^^
そして、太陽礼拝で動きに流れを作ってゆきます。
先生、笑顔かわいいなあ(笑)
気持ちよーく空に両手を伸ばして。
なんて長い腕!!
アップドック。内側から引き上げてゆく意識を。
そして、おさめる。
さあ、ここから始まりました。ペアヨガ!
まずはふたりで、ナタラージャアーサナ。
今度は、さらに集まって。
最後には、何人集まったんだろう!
このチーム、インストラクター多数!どんなヨガでもみんな一緒。笑顔で楽しめるのがステキ^^
ギュッとくっついて、手のひらを重ねて、せーの!!!
お次は、
まあるくなってとなりのヒトの足を持って。ゲームのようなコトが始まりました~
はい、ここで30分!
もっと居たい、私も混じりたい~と思いつつも、後ろ髪ひかれつつ会場を後にするコトに。出来るなら日付が変わるうちに帰ろうと、帰路につきました。
この30分のじかんが、これまたステキだったのです。
真面目に学び深める空間もいいのだけれど、やっぱり楽しまなきゃ^^
たくさんの笑顔を見せてもらいました。先生も生徒さんも一緒になって楽しめるって、ホントにいいな。
ヨガは素晴らしいと、胸張って思っています。
MIKU先生は、『酵素ヨガ』をはじめ、いろんなヨガのスタイルにチャレンジされています。
そして、この度起こった『北海道胆振東部地震』(2018,9.6)の中でも、冷静な対応をとSNS等で発信する中、いつもヨガ教室として使われている施設が避難所になったと聴けば、そこへ向かってヨガをしに行かれたり。
そうなんです。
やっぱり、出来るコトしか出来ない。
私たちはヨガのチカラを信じているから、いざという時に、必ず役に立つものだと強く信じているから、そうやって向かう勇気となる。
もちろん、まずはライフラインなのですが、不安で暗い夜を過ごしているなら、集まれるならみんなで集まって、輪になってキャンドルのヒカリの中でヨガしましょ。呼吸を落ち着けて、深呼吸を。大丈夫。じっくり自分の内側をみて、心身が少しでも落ち着きますように。
私も、まったく土地勘のない場所であるなら、チャリティークラスなどさせていただいて、お金での支援のほうが役にたつと思うのですが、もし近い場所で自分の手が届くなら、同じように行動したと思います。
呼吸を整えて、重心を下げる。
腹を決めたら、あとはやるだけ。
大きく言い過ぎかもしれないけれど、生まれたならば死ぬまで精一杯生きる。言ってみればホントにただそれだけのコトであり。
ヒトはきっと、生きているコトに意識が向くと、『生かされている』のだというコトが、命として分かってくる。
自分のモノと思いきや、自分の思い通りになるコトなどほぼなくて、唯一自由に広がるのって、自分の内側だけです。そこを、いかに豊かに広げてゆけるか、と。
間違えなく、いつかこの命は終わりの時を迎えるのですが、最後の最後のその瞬間まで、命がここに在るコト、その醍醐味、その素晴らしさを味わっていられたらいい。
この美幌町での2日間。
その何日か後になって北海道にこのような大災害が起こるとは、思いもよりませんでした。
人生って、そんなモノなんだろうと思います。良いコトもそうでないコトも、いろいろは、ある日ある時、突然に訪れる。それにより、何気ない暮らしが一変したりもする。
そうなってみて、ありがたかった、幸せだったと改めて思い知るのですが、出来るのなら、何気ない暮らしの中で、ひとつでも幸せを探し見つけてゆけたらいい。すでに溢れているんだけれど、ついつい、当たり前だと思ってしまう。。。
当たり前が増えると、ありがたいが減ってゆく。ありがたいコトにたくさん意識が向くようになれば、自然と、何気ない暮らしの豊さに満たされてゆく。
まだまだ、今も変わらず(20198,9.8)大きな被害を受けた地域では、停電し、断水し、身元不明の方がいらっしゃる状況なのです。。。
がんばろう北海道。
私はこの地がダイスキ。
一日も早い復旧を祈っています。
ありがとうございます。
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